KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百伍拾伍・・・野良

小林 「ひまやな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「お前は以前、
 あまりにひますぎて大あくびをし、
 アゴがはずれたことがあったな」
北小岩 「ほろ苦い思い出でございます」
小林 「いくらなんでも、駄目男すぎんか」

ごきっ!

小林 「むっ!」

先生の顔が、みるみる青ざめていく。

北小岩 「どうされましたか」
小林 「いや、なに」
北小岩 「緊急事態です。
 はっきりおしゃってください!」
小林 「ちんちんがはずれた・・・」
北小岩 「あごがはずれるよりも、
 さらになさけないでございますね。
 先生のおちんちんは
 放尿時に使うだけで、
 これからも尿以外の目的で
 使うことなどありえませんから、
 緊張感がゼロになっているのでは」

先生の形相が般若になっていく。

北小岩 「申し訳ございません。
 では、いかせていてだきます。
 えいっ!」

ごきっ!

小林 「ふう!」

弟子の膝蹴りによって、
はずれたちんちんが定位置におさまった。

北小岩 「昨日お散歩していた時に、
 公園のあじさいが
 咲いていることに気づきました。
 見学しにまいりませんか」
小林 「そやな」

再びちんちんがはずれるのを恐れ、
落ちていた升をかぶせて
ちんちんを囲いながら、公園に向かった。

北小岩 「ずいぶんたくさん
 かたつむりさんが
 いらっしゃいます。
 むむっ!
 これはかたつむりさんでは
 ございません。
 おちんちんさんでございます!」

「そうだよ」

北小岩 「あなた様は?」

「俺はこっそり公園に住んでいる人だよ。
 近頃、ここいらへんには、
 野良ちんちんが増えているんだよ」

北小岩 「なんと!」

こっそり
公園に
住んで
いる人
「ちんちんは、
 基本的に飼い主がいるだろ。
 しかし、野良ちんちんには
 飼い主はいなんだ」
北小岩 「そうなのですか。
 猫さんがやってまいりました。
 野良おちんちんさんたち、
 そのままでいてください。
 もし大きくなったりすると」

猫は何かと思ってじゃれ始めた。

むくむくっ!

北小岩 「まずいでございます!」

猫の目がぎらつき、
ねずみを追い込むようにおちんちんをとらえた。

北小岩 「くわえていって
 しまいました・・・」


このまま野良ちんちんが増え続けるのか。
公園からしばらく目が離せないであろう。

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2015-05-24-SUN

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