KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百四拾参・・・アイスホッケー

ざっざっざっ

北小岩 「かなり歩きましたね」
小林 「そやな」
北小岩 「意味もなく北へ北へと向かう旅、
 旅情がございます」
小林 「まあな」
北小岩 「ところでわたくし、
 小便意をもよおしてまいりました」
小林 「俺もや。
 そこの便所によってこか」
北小岩 「かしこまりました」

師弟が中に入ると。

小林 「ずいぶん広いな」
北小岩 「そうでございますね」

ひゅわ〜ん

小林 「冷えが厳しいな」
北小岩 「おちんちんも、
 縮みあがりますね」
小林 「床が凍っとるようや。
 これだけ寒いと、
 なかなか小便がでんな」
北小岩 「精神統一が必要ですね」

しーん

小林 「どや」
北小岩 「ナイヤガラの滝を思い浮かべて
 放尿につなげたいと思ったのですが、
 凍った滝の映像が脳裏に」
小林 「それでは無理やな」

二人が放尿に至らないその時。

ダダダダダッ

小林 「なんや!」
北小岩 「アイスホッケーの
 ユニフォームを着た方々が
 入っていらっしゃいました」

レフェリーがパックを落とし、試合が始まった。

ガシッ バーン ドーン

小林 「スティックを
 振り回しとるから、
 危なくてここを離れられん」

二人はちんちんを便器に向けたままの
情けない姿で、ぼーっと立っている。

北小岩 「あっ、
 選手が一人、
 大便をしに入っていきます」
小林 「違うな。
 奴は反則して、
 ペネルティボックス入りに
 なったんや」

ガッ

ビューン!

北小岩 「あっ、
 こちらにパックが
 飛んでまいります!」

キーン

小林 「ううっ!」

パックはむきだしになっている
先生のイチモツにめり込んだ。
それにしても、なぜトイレが
ホッケーリンクになっているのかは謎である。
 

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2015-03-01-SUN

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