KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百参拾壱・・・太陽

ドンドンドンドン

小林 「何か音がするな」
北小岩 「そうでございますね」

ドンドンドンドンドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンドンドンドン

小林 「尋常やないな」
北小岩 「見てまいります」

タッタッタッタッタ

ガラッ

ドタン

北小岩 「あなた様、
 どうなさいました!
 先生、来てください!!」

先生が玄関に駆け付けると、
顔見知りの男が倒れていた。

小林 「お前、股間が焦げてるやないか」
北小岩 「どうしたのでございますか」

「太陽に向かって中指を立て、
 くるくる回して手をパーにしたら、
 太陽が怒ったんだ」

北小岩 「それで、もしかすると」

「太陽が股間一点に光を集中させ、
 あっという間に
 焦げてしまったんだ。
 それで先生に助けを求めて」

小林 「とんでもないことを
 しでかしたな」

太陽を
怒らせ
た男
「何とかしてください!
 このままだと俺、
 一生外に出られません」
小林 「無理やな」
太陽を
怒らせ
た男
「それではもう、
 生きていけません」

太陽を怒らせた男の目から、
熱いものがこぼれた。

小林 「しゃあないなあ」

この男、意外に情にもろい。

小林 「できるだけのことは
 やってみるわ」

先生は書斎から
とっておきのエロ本を二冊持ってきた。

小林 「北小岩、行くか」
北小岩 「はい」

師弟は全裸になり、
とっておきのエロ本の
一番えげつないページを股間の上で開いた。

ガラッ

小林 「太陽はん、すんまへん。
 これで勘弁してもらえんか」

先生は太陽にえげつないエロ本を見せ、
許しを請おうとしているらしい。

ピカッ ピカッ

小林&
北小岩
「うお〜〜〜〜〜!」

太陽の怒りはまだおさまっていなかった。
師弟は瞬時に大切な所を焼かれてしまった。
みなさまも、くれぐれも
太陽を馬鹿にしてはいけませんよ。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2014-12-07-SUN

BACK
戻る