KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百拾七・・・でかい

小林 「出かけるか」
北小岩 「かしこまりました」
小林 「急いで行かんと、
 ありがたいものを
 見損なってしまうからな」
北小岩 「そうでございますね。
 あっ、しまった。
 尿意を催してまいりました」
小林 「急がんかい!」
北小岩 「かしこまりました」

トイレに駆け込む北小岩くんであったが。

じょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

小林 「まだか!」
北小岩 「申し訳ございません。
 このような時に限って、
 止まりません!」
小林 「甘えるんやない!」
北小岩 「括約筋でフルブレーキをかければ。
 うわっ」

じょぼじょぼじょぼ

北小岩 「急に止めたら
 ブーメランのように戻ってきて、
 ズボンがびしょ濡れに
 なってしまいました」
小林 「ともかく急ぐんや!」

先生が何を急いでいるのかと言えばこうである。
先日、水着で川遊びをしていた女性たちが
バスタオルを巻いて着替えている最中に
アシナガバチが飛んできて、
焦った女性たちのバスタオルが
外れてしまったとの噂を聞いたのである。

今のタイミングを逃すと、
絶景には出会えない。
先生は前を濡らした北小岩くんを引き連れ、
ダッシュをかける。

小林 「しまった!
 女たちが服を着て
 土手に上がって来とる!」
北小岩 「申し訳ございません!」
小林 「しゃ、しゃあない。
 今後このような不始末がないように、
 賢人からアドバイスを
 受けた方がええな」

その後師弟が訪れた賢人とは。

北小岩 「あなたが賢人さまでございますね。
 わたくしの尿が溜まっていたせいで、
 先生がよきものを
 見損なってしまったのです」
賢人 「そういうことか。
 ところで貴様は、
 一日に何回小用を足すのかな」
北小岩 「7回ぐらいではないでしょうか」
賢人 「甘いな。
 一日に7回も大切なチャンスを
 逃してしまう可能性が
 あるじゃないか」
北小岩 「確かにそうでございますね。
 しかし、
 どのようにすればよろしいのですか」
賢人 「今から俺が放尿するから、
 よく見ておけ!」

賢人はイチモツを取り出すと。

小林 「むむむむむっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

先生がうなり続けたのもむべなるかな。
賢人のイチモツの先からは、
尿が一滴だけ出たのである。
その一滴は、直径が六十センチほどあった。

賢人 「何十年にも渡って鍛え上げ、
 尿を一週間に一回だけ出せば
 すむ体質にした。
 貴様は一週間に7回×7日、
 つまり小便をしている間に
 チャンスを逃すリスクが49回もある。
 しかし俺のリスクは、
 貴様に比べて49分の1だ」

北小岩 「はは〜〜〜!」

弟子は地面に額をこすりつけた。

賢人 「ところで貴様は
 糞はどれぐらいの頻度かな」
北小岩 「規則正しく一日一度でございます」
賢人 「俺の糞を見せてやる」

賢人は肛門を開いた。

小林 「むむむむむっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

先生がうなり続けたのもむべなるかな。
賢人の肛門からは、
ニシキヘビほどの大便が躍り出たのである。

賢人 「何十年にも渡って鍛え上げ、
 糞を月に一回だけ出せば
 すむ体質にした」

世には、恐るべき賢人が存在するものである。
賢人の言うことにも、確かに一理ある。
しかし、そんなにでかいものを出していたら、
しまいにイチモツの先や肛門が
壊れてしまう懸念がある。

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2014-08-31-SUN

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