KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百四・・・雲

「ふうあっくしょん」

空を見上げ思わず太陽を見てしまい、
くしゃみをしたのは弟子の北小岩くんであった。
北小岩 「雲が鎌チン首をもたげるように
 動いております」

くしゃみをしようがしまいが、
言うことのくだらなさは変わらない。

小林 「お前、
 今いやらしいことを考えとったろ」
北小岩 「あっ、先生。実を言うと、
 まだいやらしいことは
 考えていなかったのですが、
 何かいやらしいことが起こりそうな
 予感がしていたところでございます」
小林 「むっ!
 目ん玉ぎょろめかせて、
 空を見てみい!」
北小岩 「いつの間にか、
 雲がブリーフとパンティの形に
 なっております!」

ざわざわざわざわ

町の人々も異変に気づき、公園に集まりだした。

北小岩 「おや?
 ブリーフとパンティが、
 今度はチョキとパーの形に
 かわりました。ということは」
小林 「間違いないな。
 雲が野球拳を始めたんや」

じゃんけんに負けたパンティが、
少しめくれると。

「うお〜〜〜!」

男の群れから歓声があがった。

北小岩 「次はグーとパーになりました」

負けたブリーフの下部が切れ、
玉がこんにちはをした。

「きゃ〜!」

今度は女の群れから大歓声が轟いた。
町の人々は花見の時のように宴会を始め、
野球拳の行方を見守った。

パンティが負け、
パンティのわきから毛が見えると。

「うお〜〜〜!」

男たちは拳を突き上げた。
興奮した男女が、リアル野球拳を始めた。

北小岩 「また、
 ブリーフが勝ちました」

パンティが脱がされ、
生まれたままのその部分が露出された。
生まれたままといっても、
毛は生えているのだが。

北小岩 「今度はブリーフが
 自主的に脱ぎました!!」

「うおっほ〜〜〜!」

町の人々は男女問わず、息が荒くなった。

北小岩 「男の雲が
 もっこりしてまいりました」
町の
人々
&小林
「ゴクッ」

多くの人が生唾を飲み込んだ。
そこから先は、描写することを控えたいが、
多分皆様の予想通りである。

それにしても町の人々がすけべだと、
雲までがすけべになる。
気象や自然は人の心を映す鏡であることは、
確かなようだ。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2014-06-01-SUN

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