KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百弐・・・公園

小林 「いつの間にかこんなところに
 公園ができとる」
北小岩 「どういうことでございましょう」
小林 「『大人の女が遊ぶ公園』との
 立札がある」
北小岩 「すけさんとかくさんが
 いらっしゃいます。
 何か知ってるのでは」
すけさん 「やあ!」
かくさん 「セニョール!
 チンポールは元気かい!」

すけさんかくさんと聞けば、
誰もが黄門様を思い浮かべるであろうが、
もちろん彼らは徳川光圀公の家臣ではない。
町に肛門様と呼ばれる
肛門のゆるいじいさんがいて、
散歩中によくもらすのだが、
彼はえげつないエロ本を多数所蔵しているため、
すけさんとかくさんは
肛門様の家に入り浸っている。

すけさんとは町で一、二を争う
すけべえさんの略であり、
かくさんとはいつも腰をかくかくしているから、
そう呼ばれているだけなのである。

小林 「お前らは常に
 うろうろしとるから、
 この公園についても
 何か知っとるやろ」
北小岩 「大人の女性が乗ると
 楽しい遊具があるのでございますか」
すけさん 「例えば、パンティすべり台」
小林 「いやらし過ぎる響きやな」
北小岩 「どのようなものなのですか」
かくさん 「アメリカのポルノ男優のブツみたいに
 長いすべり台なのですが、
 最初の部分は油を塗ってあり、
 尋常ではないすべりになっています」
すけさん 「加速度がついたところに、
 ごきぶりホイホイのように
 粘着性の物質がつけてあり」
かくさん 「その先はまた油を塗っているんです」
北小岩 「ということは」
すけさん 「まあ当然、
 スカートはめくれますわな」
小林 「そして天が味方をすれば」
かくさん 「その下のものが、
 脱げてしまうことも
 あり得ないことではありませんな」
すけさん

かくさん
&小林
&北小岩
「あははははははは!」

婦人警官
みたいな
「すっかり聞いたわよ。
 そこの短小そうなお前、
 すべり台にあがれ!」
小林 「何で俺が」
婦人警官
みたいな
「つべこべいうと、
 通報するぞ!」
小林 「うう」

先生が企てたわけではないのだが、
一番いやしい顔をしていたからだろう。
先生は渋い顔ですべり台の頂上に立った。

婦人警官
みたいな
「頭を下にしてすべりな」
小林 「危険や・・・」

婦人警官みたいな人が携帯をちらつかせる。

小林 「しゃあない」

先生は逆さまにすべり。

びゅっ ざっ

すけさん 「おっ、
 ズボンとパンツが同時に脱げた」
小林 「ぎょわ〜〜〜!!!」
かくさん 「ちんぽの先が粘着剤についた!」

びよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

先生のささやかなイチモツは、
これほど伸びるものなのかと目を見張るほど、
伸びに伸びた。
そのままとれてしまったという噂もあるが、
真偽を確かめるほどのことでもないだろう。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2014-05-18-SUN

BACK
戻る