KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の四百四拾八・・・城

「ちんもげら〜〜〜!」

驚きのあまり、素っ頓狂な声をあげたのは、
弟子の北小岩くんであった。

北小岩 「こんなところに
 お城ができております」
小林 「昨日までは更地だったな」
北小岩 「まさに一夜城でございます」
小林 「立札があるで」
立札 『この城には、ウハウハな大奥がある。
 城の守りを打ち破った侍には、
 大奥の出入り永久自由券を進ぜよう』
北小岩 「先生、ご覧ください」
小林 「とっくに見とるわ。
 その昔、大奥三千人といわれたが、
 その規模には及ばないにしても、
 何度昇天してもまた昇天するほどの
 天国を味わえるんやろな」
北小岩 「チャレンジなさいますか」
小林 「これほどの褒美や。
 かなりえげつない守りを
 しているに違いない。
 まずは様子を見ようや」

珍しく冷静な先生であった。

北小岩 「あっ、
 お堀を泳いでいく
 褌の男児がおります」
褌男児 「なんだ、泳げねえように
 氷水でも入っているのかと思ったら、
 温泉じゃねえか。
 それに立てるぐらいに浅いぜ」

じゃぶじゃぶじゃぶ

「お兄さん、おせなを流しましょうか」

褌男児 「小股の割れまくった
 いい女じゃねえか。
 それにお前、全裸だな」
小股の
割れま
くった
いい女
「はい。
 では潜らせていただきます」
小林 「とっても気持ちええ
 サービスが始まるに違いない」
褌男児 「あははは。
 そんなとこを舌で突っつくなよ。
 うぐ!
 ぎょわ〜〜〜!
 玉に噛みつきやがった!!」

うわっははははははは〜〜〜〜〜〜〜!

北小岩 「天守閣から
 城の持ち主らしき方が現われました」
城の
持ち主
らしき方
「かかったな。
 その女はくのいちならぬ、
 玉いちだ」

ぽこっ

北小岩 「玉がひとつ浮かんでまいりました」

小林 「褌野郎はもう、
 バランスがとれんやろな」
北小岩 「先生、水の中で筒が動いております」
城の
持ち主
らしき方
「へのいち、行け!」

どこかから別の全裸女性が現われ、
水蜘蛛で近づいていく。

北小岩 「筒の先に肛門をセットいたしました」

ぷう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

水中に
いた男
「ぐお〜〜〜〜〜!」

ぷか〜〜〜

北小岩 「気絶して浮かびました」
城の
持ち主
らしき方
「へのいちは、
 臭い屁で仕留められるように
 食い物から何から
 気をつかっているんだ。
 俺の城を落とそうなど、
 6900年早いわ!!」

6900年という単位がなんなのかはよくわからない。
しかし、この世にある必要もない城であることだけは
確かであろう。

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2013-05-05-SUN

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