KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百八拾四・・・くびれ

小林 「何かエロい事はないか」
北小岩 「そうでございますね。
 エロ本も以前より
 落ちていなくなりましたね」
小林 「俺たちのエロに、
 隙間風が吹いとるな。
 むっ!」

先生がなぜ、むっ! と発したのかと言えば、
視界に『くびれ教室』という看板を
とらえたからであった。

小林 「おい、見ろ」
北小岩 「はい」
小林 「エロの香りがせんか」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「この中は、
 エロモン(エロフェロモンの略)を
 股間から振りまいとる女たちで、
 ひしめき合っとるんやろな」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「げげっ!」

くびれ教室に入っていく者たちがいる。
しかし、それはミニスカートから
ちらちらパンティが見えている女たちではなく、
むさ苦しい益荒男たちであった。

小林 「どういうこっちゃ」
北小岩 「わかりません」
小林 「多分、中にいる
 パッツンパッツンのいい女と、
 ええことするに違いない」
北小岩 「わたくしたちも
 仲間に入れてもらわなければなりま」

弟子が言い終える前に、先生は単身乗り込んでいた。

くびれ
教室の
先生
「なんだ、君は」
小林 「へんやな。
 なんでくびれ教室なのに、
 女がいないんや」
くびれ
教室の
先生
「ああ、そのことか。
 ここはくびれといっても、
 女性のウエストを
 きゅっとさせるところじゃないんだよ」
小林 「と言うと」
くびれ
教室の
生徒A
「これを見てみろよ」

生徒Aがズボンと一緒にパンツを下ろした。

小林 「うげっ!」

その男の太いチンポの真ん中あたりに、
はっきりとくびれができていた。
 
くびれ
教室の
生徒B
「俺は違うところをくびれさせたぜ」

生徒Bがケツを出すと、
ケツの両側にくっきりとくびれができていた。

くびれ
教室の
先生
「これからは男も、
 ワンポイントくびれてないと、
 セクシーとは言えないな」
くびれ
教室の
生徒B
「ハードなトレーニングを
 つまなければならないけど、
 お前もどうだ?」
小林 「遠慮しとくわ」

町に突然現れたくびれ教室。
注目するには、値しないであろう。

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2012-02-12-SUN

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