KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百六拾六・・・運動会

「秋も本番でございますね」

「そうやな。本番という行為は、嫌いではないな」

腐った木の縁台で、価値のない話をしているのは、
小林先生と弟子の北小岩くんであった。

北小岩 「読書の秋でございますね」
小林 「乳首の秋でもあるな」
北小岩 「食欲の秋でございますね」
小林 「陰毛の秋でもあるな」
北小岩 「スポーツの秋でございますね」
小林 「太股の付け根の秋でもあるな」
北小岩 「そうでございますね。
 あれっ?
 遠くから『天国と地獄』のメロディーが
 聴こえてまいります」

小林 「どこかでクソガキどもが、
 運動会でもしとるんやろ」
北小岩 「でも、うら若き女性の
 なまめかしい姿態を
 拝めるかもしれませんよ」
小林 「それはまさしく、天国と天国やな。
 ほな昇天しに、いってみよか」

人として、男として、
あまりにも浅薄と言わざるを得ないだろう。
ともかく、会場に到着した二人。

小林 「なかなかべっぴんぴんの女人口が
 多い気がせんか」
北小岩 「そうでございますね。
 あっ、次の種目ですが、
 女性によるちん舐め競争と
 書かれております。
 舐められる男性は自由参加ですよ」
小林 「なに!」
北小岩 「せっかくですから、
 先生かわたくしか、
 どちらかが参加することに
 いたしませんか」
小林 「もったいぶった言い方をするな。
 当然、俺が楽しんでくるわ」

ちょうど女性の口が届くぐらいの高さに、
台がつくられている。

小林 「ここで、パンツを脱いで
 待ってればええんやな」

パン!

スタートの合図が鳴った瞬間、
ちん舐め競争の表示がちん食い競争にかわった。
この競技の優勝者には豪華賞品がでるらしく、
女性たちは鬼の形相で全力疾走。

ガブ! ガブ!! ガブ!!!

小林 「うっ、うぎょ〜〜〜〜〜!」

次々に先生のブツに噛みついていく。
先生は逃れようにも、
荒縄でしばりつけられているため動けない。

小林 「ぶお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」


先生のブツが、どんどんさみしく形を変えていく。
それは世の中にとって、とってもよいことであろう。
なお、会場の隅では
小運動会や大運動会も行われていた。

小運動会は、主にお小水を用いたエクササイズ、
大運動会はここに記すまでもなく、
想像通りのものだった。いずれにせよ、
先生の住む町では、
ろくな運動会が行われていないことだけは確かである。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2011-10-09-SUN

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