KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百四拾伍・・・羽

じょぼ〜〜〜

北小岩 「ゴールデンボール・ウイークが
 終わったと思ったら、
 突然暑くなりましたね」

じょぼじょぼ〜〜〜

北小岩 「みなさまはすでに気分を切り替え、
 夏に向かっていらっしゃるので
 ございますね」

じょぼじょぼじょぼ〜〜〜

この音は、放尿音ではない。
庭のぺんぺん草に、水をあげているのである。

北小岩 「お水をかぶった草花は、
 どんな気持ちなのでございましょうか。
 全裸で水浴びしている感じなので
 ございましょうか。
 ということは、わたくしは
 全裸の女性にお水をかけているのと
 同じことになるのでは」

取るに足らない妄想をし、
興奮しそうになっている。
あわれな弟子であった。

小林 「何をごちゃごちゃ抜かしとるんや。
 一人猥談か」
北小岩 「めっそうもございません。
 草花は夏に向かって」
小林 「夏に向かって薄着になって、
 ブラジャーの線でも透けとるんかい」

下衆な先生に、季節の草花の趣に
思いを馳せろという方が、無理であろう。

北小岩 「わたくし何よりも、
 ブラジャーの線は愛しておりますが。
 うっ!」

突然、目を押さえた。

北小岩 「羽虫が目の奥に入ってしまいました」
小林 「大丈夫か。
 今の時期、羽の生えたもんが
 やたらと浮遊しとる。
 気をつけなあかんな。
 虫以外のものも、注意が必要やで」
北小岩 「と申しますと」
小林 「町はずれの野原に行ってみよか」

弟子は左目を押さえながら、
師の後をとぼとぼ歩き、何とか野原に到着した。

小林 「今年の羽は侮れんで」
北小岩 「意味がよくわかりませんが。
 むっ! ぎょわ〜〜〜!!」

およそ大人にはそぐわない
奇妙な声をあげてしまったのもむべなるかな。
なにせ。

北小岩 「ウンコに羽が生えて飛んでおります!」
小林 「危ない! 避けんか!!」


チク!

北小岩 「痛いでございます!
 信じられないことですが、
 刺してきました!!」
小林 「刺されてしまったか・・・」
北小岩 「うわ! 痛たた!!
 二回も刺されてしまいました。
 スズメバチに二度刺されると、
 命を落とす人もございます。
 わたくし、
 ウンコに二度刺されて死んだ
 史上初めての人間に
 なってしまうのでしょうか」

小林 「安心せい。
 そこまでのことではないわ。
 一度刺されると10日間
 身体がウンコ臭くなる。
 二度刺されると20日間
 身体がウンコ臭くなる。
 それだけや。
 20日間、お前には暇をとらす」

薄情な先生は、文無しの弟子を、
20日も遠ざけることを決めてしまった。
この時期、羽の生えた生き物が
数多くみられるが、
特に糞には気をつけていただきたい。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2011-05-15-SUN

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