KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の参百参・・・ヒューズ

北小岩 「いきなり夏がやってまいりましたね」
小林 「そうやな。
 俺に何の断りもなかったな」

季節がいちいち阿呆先生に
おうかがいをたてる必要など、あるのであろうか。
断固、否である。

北小岩 「ここが浜辺で、
 ビキニのお姉さま方が
 芋洗いになっていたら、
 どんなに素晴らしいことで
 ございましょうか」
小林 「ギランギランの中、
 15時間かけて歩いていくか」
北小岩 「それほどの危険な行軍を
 するぐらいでしたら、
 わたくし潔く、
 この場でTバックビキニになりましょう」

そんなものを見るぐらいなら、
ダンゴ虫の交尾でも見ていた方が、
どれだけ楽しいか。

北小岩 「はっ、
 向こうから異人さんがやってまいります」
小林 「物凄くデカイな」

弟子の視線は、何の迷いもなく股間に。
しかし、先生はチン長でなく、
2メートルある身長のことを言ったのである。

北小岩 「町内に異人さんが
 引っ越してきたという噂は、
 耳にしておりました。
 お姿を拝見するのは初めてですね」
小林 「せっかくや、
 バッコンと話しかけてみい」

弟子が口を開こうとした刹那。

「チンコニワ!」

思わずのけぞった。
 
「イヤ、シッケイシッケイ。
 ワザトマチガエテシマイマシタ」

師弟よりも数倍、上手な男であった。

北小岩 「ほわっちゅよわね〜む?」

焦った北小岩くんは、拙い英語で問いかけるが。

「ボク、『ヒューズ』ダヨン」

小林 「イカした名前やな」
ヒューズ 「オヤ?
 アンタエロホンモッテマスカ?」
小林 「マグロで言えば、
 超大トロ級のブツや。
 観るか」

先生はエロ本のページを繰った。

ヒューズ 「オオ!」

異人のイチモツが天を衝く。

小林 「次はもっとヤバイで!」
ヒューズ 「オオオオオオ〜〜!」

異人のイチモツは昇り龍のようになり。

小林 「次はぼっきんぼっきんや!」
ヒューズ 「オオオオオオオオオオオオ〜!」

異人のイチモツはMAXを遥かに超え。

ブチン!

ヒューズ 「オーマイガッ!」
北小岩 「今、何かが切れたような
 変な音がしませんでしたか」
ヒューズ 「ワタシノオチンチンノ、
 ヒューズガトビマシタ」
北小岩 「なんと!」

ヒューズ 「マックスマラトナリ、
 ゲンカイヲコエルト
 イチモツノスジガキレ、
 ソレイジョウオオキクナルノヲ
 フセギマス。
 シバラクツカイモノニ
 ナラナクナリマスガ。
 ウッ!
 ベンイヲモヨオシテキマシタ」

異人は電信柱の裏にまわると、ズボンを下げ。

北小岩 「ぐおっ、
 生まれてこのかた
 あんなに太い便を
 見たことがございません!」

ブチン!

ヒューズ 「オーマイガッ!」
小林 「切れた音がしたな。
 たぶん、これ以上でかいブツを
 ひりだすと危険やから、
 ケツの穴のヒューズが飛んだんやな」

名は体をあらわす。
ヒューズ氏は、様々なものがMAXを超えると、
ヒューズが飛ぶらしい。
果たしてそれは便利なのか、否か。
猛暑のさなかに考えることでもない気もする。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2010-07-25-SUN

BACK
戻る