珍しいキノコ舞踊団?
最近よく耳にするんだなぁ、この名前。

今回はいよいよ「珍しいキノコ舞踊団」の
練習風景をお伝えいたします。


中庭で踊っているキノコさんたちを見たとたん、
わたしの中のダンスとか舞踊とかいうイメージは
どこかへ吹っ飛んでしまいましたよ。
その動きは、まるで子供たちが
のびのびと遊び回っているかのようです。
お喋りはしてるわ、笑っちゃってるわ。
…大丈夫? と、こちらが心配になるくらい
和やかな雰囲気です。



だけど不思議なことに、珍しいキノコたちが
列になったり固まったり散らばったりするのを眺めてると、
ほんとに公園かなんかで
子供たちを見ていて飽きないように
気がつくと見入ってしまっているんですよ。
キノコさんたちの動きを、
言葉でうまくお伝えできないのが歯がゆいところですが、
とにかく、今までどこでも見たことがない踊りです。



もちろん、ありがたい芸術を拝見させて頂く、
というような堅苦しさとは無縁の、
とてもリラックスした気分で
見ていて疲れるということがありません。
あ、でも、誤解のないように
あらかじめお断りしておきますが、
キノコの恰好は特にしていませんし、
キノコっぽい動き、というわけでもありませんので
誤解のないようお願いいたしますね。

「美術館スタッフにキノコさんのファンがいて、
 実はずっと前から、
 いつか原美術館でやってもらいたいと思っていたんです」
とは、担当の松浦さん。
一方、舞踊団の振付と構成と演出を一人でこなしている
伊藤千枝さんも、
「いつか原美でやりたーい!」
と密かに思っていたんだそうです。
そしてついに両方の思いが通じて、
めでたく今回の公演が実現したというわけです。
なんだか幸せな話ですよね。

「これは、ひとつのレジェンドになるでしょう」
と、長嶋茂雄? というつっこみはさておき、
都会のど真ん中の、こんなに気持ちのいい空間で
ダンスが観られるなんて、そうあることじゃありません。
スタッフの意気込みは相当なものです。

次回は、伊藤千枝さんのインタビューをお送りいたします。
今回の公演についてのお話や、
ダンスについて考えてらっしゃることなどを
ざっくばらんにお話して下さいました。
どうぞお楽しみに。






「珍しいキノコ舞踊団」
フリル(ミニ)ワイルド in the Hara Museum Garden
2002年3月26日(火)〜3月31日(日)全6回公演

チケットは、すでに発売されています。
(チケットの売行きは好調で、
 土曜・日曜の回は枚数が少なくなっているようです)
チケットの購入方法や会場へのアクセスは、
原美術館 http://www.haramuseum.or.jp/
をご覧ください。

「珍しいキノコ舞踊団」公式サイト
http://www.strangekinoko.com/

2002-02-15-FRI

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