中国人のお姑と、日本人の私。
担当・小森谷 友美
わたしの夫は、中国人。
4歳のときから日本に住んでいるので、
中身は日本人のような中国人だ。
夫のお母さんも、もちろん、中国人。
いまは北京に住んでいるのだが、
前は20年近く日本に住んでいた。
今回はそんな夫のお母さんとの、
一風変わった「嫁姑関係」を書きたいと思う。
じつはこの話は、前回の課題である
「わたしの好きなもの」のエッセイを書くときから、
テーマにしようか悩み、結局あきらめてしまった。
書き出すと「好き」だけじゃない話も
まじってしまいそうだったし、
自分の恥ずかしいことや、いやな部分とも、
向き合う必要があったからだ。
そして今回の自由課題エッセイ。
テーマを考えていて、やはり浮かんだのが、
中国のお母さんのことだ。
どうしよう。書こうか、書くまいか。
でも頭のなかは、お母さんのことでいっぱいだった。
こうなったら、全てをさらけ出して書くしかない。
全4回、わたしの正直な気持ちを、
どうぞお読みください。