ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

「いつもの」と、「チャイナマジック」。

かふんにちわー。
もう、毎日ひーひー言う日々ですわ。
気づけば、春も訪れているようだし、
桜も咲き始めているし。・・・いつの間に!?
みなさん、いかがお過ごしでしょか?

わたしは、ラーメン屋さんに行けば、
メニューの一番前にある、醤油ラーメン。
トッピングは、特になし。
味噌ラーメン屋さんなら、味噌ラーメン。
つけ麺屋さんなら、つけ麺。
そばは、せいろ。
そういう、ひと。
お昼を食べに行くお店でも、
どうしてもだいたい同じものをオーダーしちゃう病。
なぜなら、失敗したくないし、
あの店の、あれを求めて行くから。
正確には、求めて行く場合もあれば、
「あの店=あれ」と決まっちゃってるから。
「決めた!今日はちがうのにしよう」
と、心の中で決めて行っても、
けっきょく、メニューを前にすると、
「いつもの」(って言っても通じないけど)
になっちゃうんだよなぁ。
それは、自分だけじゃなくて、
わりとまわりの人も、そういう人が多い。
○○さんは、どの店に行っても、ワンタンメンを頼むとか。
△さんは、どこへ行ってもハンバーグだ。とか。

でもね、それって、ちょっともったいなくない?
いつも悩ましいのが、みんなが大好きな
気仙沼のラーメン屋さん「まるき」にて。
煮干しそばが数量限定で、お店の推し。
中華そばもスタンダードなおいしさの中に、
ものすごいおいしさがやって来る。
東京にあったらいいのに!!できれば会社の近くに・・・!
と思いをはせちゃうほどなのですよぉ。あぁ、よだれ。
あのレベル、都内でもなかなか出会えなくてさー。
行くと、そのふたつで悩んじゃうわけ。
そうすると、「沼ハナ」サユミおすすめのつけ麺には、
いつまでたっても、たどり着かない!
たまにしか来れないお店だからこそ、
「いつもの」が出てしまう。
あぁ、わたしはいつになったら、
つけ麺までたどり着けるのか!
(この間、サユミのを
ひとくちおすそ分けしてもらったけど、
たしかにおいしかった・・・)
でも、もったいないけど、「いつもの」も食べたい・・・!

そんな葛藤もありつつ、わたしの場合は、
中華屋さんでありがちなのが、思わぬ出会い。
だいたいは、ラーメン的なものか、
チャーハン的なもの、
焼きそば的なものを選ぶ自分だったのが、
まわりのお客さんが食べてるのを見たり、
お店のオススメだったりで、
いつもの自分なら
ぜったい頼まないようなものにいきがち!
これは、たのしい誤算で、
勝手に「チャイナマジック」と、呼んでいる。
サンラータン、天津丼、酢豚は
昔は見向きもしなかったメニューで、
まったく興味なかったんだけど、
大人になってから食べるようになった。
今となっては、好きなものとして頼んじゃう。
そうそう、大人になったらお酢が好きなのだった。
子どもの頃も、酢の物とかは好きだったけど、
なんとなく、あたたかい酸っぱいものは
魅力を感じなかったのだけど、
好きになったなぁ。ふしぎ。
チャイナマジックのおかげです。ありがとうチャイマジ。

そうそう、20歳くらいになって、
ニューヨークに旅行したときに、
酢豚のおいしさに目覚めた日があって。
あの日に、すすめられた酢豚を
素直に受け入れて食べてみたら、
ものすごくおいしくて、感動したのだった。
そこから、けっこう酢豚が好きになった。
で、あるときにそのことを言ったら、
なんと父親も、けっこう好きだった。
わりと食べることが好きな親子の間で、
今まで一度も、酢豚のことを語って来なかったのに、
実はふたりとも好きだったなんて。
一緒に食べた記憶も、ないの。
「えー!そうだったの!?」
と、おどろいたことを覚えているよ。
けっきょく、
味覚の遺伝なのか、味覚の教育なのかが
わからないのだけど、どっちもあるんだろうね。

なんてことを、
前にも書いたような気もするんだけど、
そのことを思い出したから、いいかな。お許しを・・・。
そうだ、今日のお昼は酢豚にしよう。

今週のお2匹さんは・・・
何もしてなくても、こんなに自然体なだけで、
なんだか笑わせてくれちゃうよ。


▲わたしのゆたんぽ・・・。


▲ただそこの落ちてるだけだけど、なんだかおかしみ。

これって、ものすごい才能だよ。尊敬するよ。
いつもありがとう。


▲誰なの・・・。


▲蹴り入れられて、ちょっとキレてる姐さん。

さ、今週もふぃおーふぁいおー!

関連コンテンツ

今日のおすすめコンテンツ

「ほぼ日刊イトイ新聞」をフォローする