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＜さっぱりデザート「豆乳花」ってやつのこと。＞
なーんか、「夏の終わり」っぷりを、
みるみると見せられている今日この頃ね。
いかが？？？
烏賊が？
「烏賊」っていう感じ見ると、
ついつい「海賊」思いださない？
「海賊」と「烏賊」。切っても切れない縁だね。
でもさ、ちょっと想像してみて！
海賊船に、烏賊が片手に銃とか持って、
侵略するの。
烏賊の烏賊長が、
「みなのものぉ〜いけぇ〜〜〜〜っ！」
って突撃するの。
かわいいねぇ。かわいいねぇ。（いつもここから口調）
あのさ、「豆乳花」って知ってる？
これこれ。
コンビニで売ってるデザートなんだけど、
見たことあるのではないかしら？
これがさー不思議でさー。
何が不思議って、まず、パッケージね。
どう見ても、気になるだろ！！！
このダサさ！
・・・いい意味で！（フォローになってない？）
写真の上に、賞味期限入っちゃってるし、
「写真はイメージです」って、
わざとらしく書いてあるし。
容れ物が妙に大きいし、
もう、全部がイヤだ！！
でも！
超気になるの！
これは、あたしへの挑戦状かっ？
挑戦状をたたきつけておるのかっ！？
んもうっ！
気になる！
これって、恋！？
気になる！
イヤで気になっていくうちに・・・あれ？これって恋？
みたいな？
いやいや、ちんがぁ〜〜〜〜〜う！（ミモーね！）
でも、あたしは実は、保守派なため、
一歩が踏み切れない！
そんなある日、みんながうちに
泊まりに来た時かなんかに、
みかんちゃんがコンビニで買ったのよ。
「豆乳花」を・・・。
「え！それ、どうなの！？あなた買うの！？」
「うん！超おいしいよ！」
「うっそ！？」
「まじまじ！」
「じゃあ、一口ちょうだい！」
っていうやりとりをしたわけ。
で、冷蔵庫に入れて、お泊まりして、
結局みかんちゃんは、
その「豆乳花」を、食べないままに帰ったのよ。
「あれ、あげるから食べてみてね！」
えええええ！！！！
全部？丸ごと？いいの？
ってゆーか、大げさに言えば、
ちょっと迷惑なんだけど！
全部食べる心づもりは、なかったのに！
どうしよう・・・どうしよう・・・。
でも、食べなきゃな。
いい機会かもしれないな。がんばってみるか？
よし。
まずは、冷蔵庫から出して、「豆乳花」を前に、
正座をしてみる。
ここでわたしはひとつ大きく深呼吸をして、
天井を見つめた。
「よしっ」
ふたを開けて、中の白い袋から、
白いぷるんとした「豆乳花」らしきものを、器に出して、
黒みつをかける。
ドキドキ！
やっぱどう見ても、おいしそうには思えねーよー。
でも、あたしの好きな「黒みつ」がかかってるから、
だいぶ気持ちが楽になったですよ。
附属のスプーンで、黒みつをかけた「豆乳花」を
ひとすくい。
パクリ。
のぉおおおおおおおお〜〜〜〜！！おん？？？？？？？？
なんだろうこれ？
なに？
この、妙なサッパリ感。
この、薄い味。
でも、たしかに豆乳っぽくはあるんだけど、
なんだろう。
あたしの好きな杏仁豆腐とも全然違うし。
もう一口いってみっか。
パクリ。
んんんんんん？
わかんねーーーーーーーーっ！
わかんないけど、なんか、スプーンは進む！
パクリ。わかんねー！パクリ、わかんねーっ！
わかんないままに、全部食べちゃったよ！
結局わかんないし、まじなんなんだかわかんないままに、
困りながら、完食したってことは、あれだね。
「グッド」ってことかね。
懲りずに、二度目、三度目食べてみたけど、
やっぱりわからないままに、完食してしまうのだ！
そして、この満足感。
何を食べたいかわかんないけど、
何か食べたいなと思う時には「豆乳花」。
まで、のぼりつめたのよ。あたしの中で。こいつが。
そして、一時期コンビニから
「豆乳花」がなぜかなくなった時には、
コンビニはしごして、「豆乳花」を探し求め、
結局なかったことに、涙まで飲んだ！
類似品的な、黒みつじゃなくて、
あんずジャムをかけるやつも試したけど、
やっぱり、あいつじゃなきゃダメなんだっ！
って悲しくなってさあ。
で、最近久々に見つけて食べたんだけど、
やっぱりこのさっぱり感満載の、
よくわからない味！これよ！これを求めていた！
おかえり！ひさしぶり！
いや〜「豆乳花」について、
こんなに熱弁してしまったけど、
食わず嫌いしているあなた。
一度、試してみては？
やっぱり、人生「保守」ばかりじゃダメよね。
ずんずん攻めていかなきゃね！
勉強になっちゃったなぁ。
感動をありがとう、「豆乳花」！
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