ぼーっとした青春。

<成人になる誕生日の巻>

なっちゃったよおおおおおおおお〜〜〜〜〜。
とうとうとうとう。
なっちゃったー。はたちハタチはたてぃ。
いんや〜。
なる前は、ホントにブルーで、ひたすら「やだー」って
ずっと思っててさ、
十代ラスト一週間は特にすごいヤバかったー。
なんか毎日が何とも言い難い気持ちで。
「もんもん」とも違うし、
とにかく普通に明るく振る舞ってはいるんだけど、
実は心はどんより。みたいな感じでっさー。
夜とかも眠れないし。
十代のうちにやらなきゃいけない事リストのものは、
一向に減っていかないし。
気があせるばかりだけど、出来ない。みたいなね。

で、とうとう前日の19日になっちゃって。
昼間、学校までの時間は一人で街をぷらついて。
そしたら、ボストンにいるまちゃりーんぬから
「おめでとーーーーー」って電話きてさ。
「ま、まだだよ。まだ19日だからさ」
って言ってね。
まちゃりーんぬ時差を全然わかってなくて。
勘違いしてたらしい。
「じゃあ、またかけ直すわ」
って言って、まちゃりーんぬとの電話を切って。
プラーっと学校行って。
授業受けてさ。

んで、誕生日前日の金曜日は芸祭委員の集まりがあったから、
委員が全員集まって、会合して、色々やってたら
気づいたらもう23時すぎてて。
心の中で
「あ〜あ、もう十代も終わりかあ」
とひっそり思っててさ。
23時半くらいに教室出て、
中庭で時間も忘れだばだばしてたら
バイクで帰るカッポー(カップルさん)が
「ゆーな!!おめでとーーーー!!!!!!」
って言って、去ってってさあ。
へ!?と思って時計を見たらもう10分すぎてんのよ。
で、おどろいて
「ちょっと、みんな、
あたしもうハタチになっちゃったよ!!」
って言ったら、みんな「う、うん」みたいな事言ってて。
いけずぅ。と思ってたら
「ちょっとこれ、して」
って言われて、ヘッドフォンを渡されて、して。
なんかドリカムがかかってて、
聞こえてきたまんまマネして、歌ってたの。
そしたら
「間違えた!」
とか言って、ヘッドフォンまた没収されて。
へっ?へっ?って感じで。
またヘッドフォン渡されてさ。
そしたら
「午前0時をすぎたらー
一番に届けたい ハッピーバイスデイ」
っていう誕生日の曲で。
きゃーーーーーーーーーーー!!
って言ってたら目の前から
ゆらゆらろうそくがついてるケーキが参上してさ。
あれまあ!!で、興奮のあまりに鼻息で消しちゃって。
火つけ直してもらって、ふーっと20本のろうそくを消し、
さあケーキ切ろう!って時に、
中庭の街灯がぽっと消えて・・・。
うわ〜おムーディーなんだけど、見えない!!
「守衛さん、照明お願いします!!」
とか言いつつ、暗い中そこにいた10人くらい?
もっといたかなあ、みんなでがっついてさあ。
これまたおいしいケーキなんだわあ。
色んな人がメッセージ寄せてくれたカードと、
プレゼントをもらって、きゃぴきゃぴ。

んで、みんなありがとーーと言って、バイバイして。
幸せだなあ。と思ってたら、
「姫、お送りいたします」
ってミレドちゃんが車で来てて、姫接待していただいてさ。
ゆかりちゃんと、おまめちゃんと、ダムと、
ミレドちゃんで車に乗り込んで。
出発したら道が違うんだわ。
第三京浜乗って。
「え?うち、違うけど・・・」
とか言ってたら、ああた!!横浜近辺も通り越して、
車はずんずんどっこ進んでさあ。

湘南よ!湘南よ!!!!
海。
ずーーーーーーーーっと行きたかった海!
マジ、マンジではしゃいじゃってさあ。
コンビニで食べ物とか買って、浜に降りてさ。
まずは座って、秋の星空を眺めて。
前日まで雨だったのに、その日は超ド晴天だったから、
夜空もすんごいキレイで。半端なくキレイだったんだよ!!
んで、おまめちゃんの財布から
たくさんのレシートが出てきて、それを燃やして
ささやかにたき火してあったまって。
ダムが海草持ってきて、それも燃やして
香ばしい匂いに包まれてさ。
んで、ちょっと海辺に行くか!ってみんなで移動して。
あたしは早速靴脱いで裸足になって、
きゃはきゃはしちゃった。
やっぱ海はいい!みんなも来なよ!って言っても、
みんな苦い顔して来ないんだわ。
仕方なく一人で、どんどん行って。
体全部いっちゃいたかったけど、
流石にすごい寒かったから
やめたけど。

海は意外とあったかいからねぇ。
ほんっと最高だったわー。
んで、車に再び乗り込んで、ボーリングか、カラオケか、
ファミレス行くか、どうするかと迷いつつ
とりあえずカラオケ行ってみようって事で、
行って、隣にあった無駄に大きいゲーセンで
プリクラ撮って、カラオケ行こうとしたら
もう受付終了してて、仕方なく、
結局学校付近のファミレス入って。
もうみんな、朝4時すぎだったからうとうとしてて。
おまめちゃんが、寝ながら時々相づち打ってたり。
運転手さんミレドが一番元気なの。
んで、ファミレスで、しゃべってて、
おまめちゃんが限界になって、帰って、
ダムが始電が出たくらいの時間に帰って、
残ったゆかりちゃん、ミレドちゃん、わたしで
だらだらしゃべってて。
朝7時すぎに幸せを噛みしめて、家路に着き、
散らかりまくりの部屋に戻って、ため息をつきながら
足と顔と歯洗って、ばたんQしたよ。

まさか、0時になった瞬間からみんなが祝ってくれるとは
思ってなかったし、すんごいうれしかったー。
本当にみんな、ありがとうだ。
すごいさいさきの良い20歳のスタートを切ったわけよ。

え?ヘビー読者の方はふと思った??
いつもの「なるたけ★ビッキーズ」のみんなとは
どうしたかって???
ふふふ。
それは、また別のお話。
まだまだ引っ張る「ハタチ記念話次週へも続く」ぜい!!

2001-10-22-MON

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