<願いごとのゴミ収集車の巻>
ななななな~~ん。
鼻歌ってさ、なんて歌う?
あたしは、「な」で歌うのよね~。
「なななんなな~ん」ってな感じに。
みんな結構人それぞれで歌ってるんだあよね。
「た」とか、「らん」(これは、いかにもっぽいよね。
マンガじゃあるまいし)
あ、あたし「とぅん」でも歌うわ。
あと「にゃん」も歌うね。
色々あるなぁ。
「ふん」で歌う人もいるよね~。
こんな鼻歌談義に花が咲いている(うまいこと言うなぁ)
夏休みに入りたてな
わたしどぇええええす。
あのさー、ちょっと古いけど七夕ってステキよね~。
1年に1度ベガとアルタイルが会える日。ですぜ。
はー、ステキだ。
ドリカムの曲で「7月7日、晴れ」っていうのが
ありまして、最高なのよね~。
七夕イヴの日の放課後に、
友達がやってる演劇同好会の
大道具を作るのを手伝っててさ、
この曲をBGMで、夕日を背にしてノコギリで
ぎこぎこ木を切りましたよ。
最高の思い出だわ~。
ん~、しんびれるん。
でさ、去年に引き続いて
今年も3組が竹を持って来てて、
そこに短冊かけさせてもらいましたよ。
両面色の折り紙だったから、
欲張って3コお願い書いちゃった。
なんで3コなんだか。
思ったけど、短冊ってプライバシーってものがないよね。
お願い事もろ見えちゃうじゃん!!!って感じで。
ま、いっか。
あとね、ちょうど球技会前のある日に、
渋谷の地下鉄の改札のトコロに
大きい竹が置いてあってピーチ姫ちゃんと一緒に
「球技会絶対に優勝!」って書いたよ。
結局は3位だったけどね、最高に楽しめたからいいんだ。
ポジティブに、ポジティブに。
でね、この間ふと思ったの。
「駅にあったたくさんのお願いが託されてる
あの、大きい竹はどうしちゃうんだろう?」とね。
よし、聞いてみよう!ということで、聞いて参りました。
ん、ちょっとこわそうな中年駅員さんかな?
私 |
「あのー、すみません素朴な疑問なんですが、
七夕の時に大きい竹ありましたよね?」 |
駅 |
「あー、はい。ありましたね」 |
私 |
「あれは、今どこにあるんですか?
もう、処分しました?」 |
駅 |
「(奥の同僚に聞いて)あー、
今どうしたかわからないけど、
事務室が持って行ったからね~・・・
もう処分したのかな?」 |
私 |
「処分はどんなふうにするんですかね?捨てちゃう?」 |
駅 |
「あーー。
でも、やっぱりみなさんの願い事が
たくさん書いてありますのでね、
普通に捨てちゃうっていうのはね~・・・。
詳しいことはわからないから、
もし詳しく知りたかったら
上の事務所で聞いてみてください。」 |
私 |
「はい、ありがとうございました~。」 |
ええ人やー。
ちょっとこわそうだったけど、
全然平気だったわ~、良かった。
こうなったら、聞きに行くしかないっしょ!!!
行き先は事務所・落とし物取り扱い所みたいなトコロで、
なんか気まずくて、入りずらいけど、
がんばって入っちまった!
こんどは、若めの人に。
私 |
「すみません。あのー、
全然落とし物をしたとかじゃなくて、
素朴な疑問なんですけど・・・」 |
なんてもごもごしてたら、いっしょにいたちー坊に
「前置き長いよ!早く!!!」
なんて、せかされちまって。 |
私 |
「あの、七夕の竹って今どうなってるんですか?」 |
若 |
「(ちょいとにやけつつ)あ~・・・
(奥にむかって)どうしましたっけ?」 |
奥 |
「あー、処分処分、処分した」 |
私 |
『そんな3回も言わなくても・・・』(心の声) |
若 |
「処分したみたいです」 |
私 |
「え、あの、どうやっってですか?!」 |
奥 |
「ゴミ収集車!!」 |
そういうことでしたよ、ショックだな~。
もしかしたら、
責任もって燃やして
跡形もないようにしてくれるのかなぁ?とか
色々想像を膨らましてたから、
「ゴミ収集車」の一言を聞いた時、
夢と現実のギャップがあったわ~。
脱力~~~~~~~~~~って感じ。
始めの駅員さんはいい人でよかったのに、
事務室に入ったときの駅員さんは
いそがしそうだったし、ちょっとこわかった。
駅員さん、お忙しいときにすみませんでした。っと。
なんか、答えを聞く前にちー坊と、
「もしあの竹を粗末に扱ってるようだったら、
一発カツを入れてやんなきゃね。」
って言ってたのに・・・言えなかった・・・。
そんなもんさ・・・。
は~、ちょっとショックだったけど
短冊に願いを書くっていうことだけで、
いいもんじゃあ、ありませんか!!!
来年もちゃんとやろうっと。
それにしてもさ、七夕のしきたりってあるのかな?
例えば、終わったらどうやって竹を処分するか。とか。
ん~、本当はどうするのが1番いいのかしらね?
やり方はこだわんないとか言いつつ、
内心一番気にしてると思うなぁ、自分。
ま、いいじゃん。
叶いますようにぃ。
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