ボサノバをつくった男。
ジョアン・ジルベルトが日本にやってくる!

ほぼ日枠で行ってきました、ジョアン。その3

ほぼにちわ。
まだまだ届いています。ジョアンのコンサートの感想。
きのうの「今日のダーリン」で糸井重里が
「みんなが魔法にかかったようでした。
 ぼくも、なにが起こっているのかつかめなかった。
 ジョアンさんの声とギターに、
 どこかに連れていかれてしまいました。
 なんだったんだろう、あの体験は」
と書きましたが、
たぶん、みなさんも、同じ気持ちだと思います。
あの体験をなんとか言葉にして、
永遠にとどめておきたいと、
メールをくださるのだと思います。
いただいたメールは、まとめて、
コンサートを主催した宮田さんたちに届けますね。

「ほぼ日枠」で見てくださったかたからの多くは、
ボサノバも初体験、ジョアンの存在も知らなかった、
という人も、たくさんいました。
そんなみなさんに、宝石のような時間を
味わうきっかけをつくることができたのだとしたら、
ほんとうに、よかったです。

では今日もメールを紹介します。
おもに、東京公演の最初の2日間のメールです。




だったんじゃないだろうか…と今でも思います。
難しい理屈は分からないけれど、
ジョアンが歌い出した途端に、
涙か零れそうになりました。なぜだろう…。
あんなに大きな広いホールにポツンと座ったジョアン。
数千人の観客が一斉に耳を澄ませて一音も聞き逃すまい、
とする瞬間。するすると紡がれるギターとジョアンの声。
演奏の間中、心地好く心の底がくすぐられているようでした。
二日たった今でも、コンサートのことを思い返すと、
心がぽわっと温かくなります。
一生忘れられない夜になりました。
色々な人に、「ありがとうございました」を言いたいです。
(かおり)


こ数日、仕事であまり寝てなかったのですが
癒された、というのではなく
脳が活発に動いてる感じなのに疲れない(?)。
表現に困ります。
コンサートの帰り、仕事のことを思い出そうとしても
頭に仕事のことが帰ってこない。
それでも焦ることなく、
しばらくはコンサートの余韻をそのままに
笑顔で帰りました。
(あるちう)


はほとんど彼のことを知らなかったし、
CDも聞いたことがなかったのですが、
ほぼ日を読んで、これは聞きたい、と
思ったのでした。
で、いやぁ〜〜〜〜スゴかったです。
ジョアン(となれなれしく)の声って、
楽器みたいですね。というか、
あのジェントルな声が
ギターと共鳴するとまるで楽器のように
奏でてる、って感じになるんです。
ぐっと入っていった時の
共鳴ぐあいって何か知らない世界でした。
ギターも音にというか、
リズムに陰影があってびっくり。
あれはいったいなんなんでしょう!!
双眼鏡で歌ってるときの顔を見ましたが、
なんだか幸せそうで、こちらもうれしく
なってきました。至福の時、あ〜よかった!
(オクー)


まれて初めて、こんなに心地よい
コンサートを体験しました。
耳で聴くだけの機能しか使わないって
すごいことだなぁと思いました。
自分が、耳だけになったような気分でした。
心地よい眠りに誘われるようで、
「もったいないけど、こんなに心地いいならいいや」
と何度も思いましたが、結局寝ませんでした。
リラックスしきっていて、とても幸せな気分でした。
演奏者と私と世界に二人きりしかいないような感覚で、
まるで彼が私のおじいちゃんで、田舎に遊びに行って、
夜更けに団欒しているような気持ちになりました。
おじいちゃんとは言葉が通じないんだけど、
音楽があれば大丈夫。
愛してくれていることが伝わってくる。
そんな気持ちになりました。
(すうじぃ)


と一緒に参りました。
素晴らしい時間を過ごすことができました。
ジョアンさんのギターと歌の時間の中にいられた、
このことが、なんだか夢の中にいたようで、
今もとてもしあわせな気持ちに満たされています。
娘も同じ気持ちだったらしく、しみじみしていました。
アンコールの拍手を続けながら、
このままアンコールが無くてもいいけれど、
もし、まだ聞かせてもらえるんだったら
しあわせだな、なんて考えていました。
そうしたら、また、聞かせてもらえて。
終わりのほうでは涙がでてしまいました。
ほんとに、ほんとに、しあわせな時間を
ありがとうございました。
(むうう)


と一緒に見に行ってきました。
CDでテレビでコンサートで、
いろんな音楽を聴いてきたけれど、
あんなに音に集中したことはなかったな…と思いました。
広い空間で、たくさんの人が息を潜めて
ジョアンの声とギターに聴き入っている。
その声はCDで聴く40年前のものと全然変わらなくて、
本当に「素晴らしい」としか言いようがありません。
いつか絶対ブラジルに行って、
ジョアンと同じ空気を吸い、
同じ景色を見たいと改めて思いました。
DVDが出たら買いたいけれど、
あの瞬間のことは心の中にだけ
留めておきたい気もします。
(晴代)


疲れ様でした!
よくぞ来て下さいました。
貴方の人生を想って
(若くはない私のこれまでをも想って)
聴きながら何度も泣きました。
あれから毎日、仕事中も走り回りながら
心の中で歌っています。
貴方の音楽が大好きです。
これからも永遠に永遠に聴き継がれることでしょう。
ぜひぜひぜひまた帰って来て下さい。待っています。
ありがとうジョアン! ありがとう!
(石橋)


人で行かせていただきました!
本人が遅れてくる事を予測して
読みかけの浅田次郎の「シェラザード」を読みつつ
待っていました。
本人が到着して緊張して聞き始めたのですが
次第にリラックスして彼の魔法にかかってしまいました。
あんなに身体の力が抜けるコンサートは初めてでした。
ジョアンの音楽は私の身体を魂から癒してくれたようです。
次の日一日中、身体が軽かったです。
ジョアンの演奏じかに体験できて、しあわせでした。
(こだまちよこ)


ョアンが重ねてきた日々を想像すると、
同じ場所にいること、
ここまで来てくれたことだけでも感動です。
聴きながら、これまでにあった人たちや出来事を
暖かい気持ちで思い出しました。
愛情みたいなものを感じたからかも知れません。
(摂)


奏が中断したとき、
彼の頬に「ツイ」と流れたのは涙だったと思います。
客席見えているよね・・と思うと、
こちらも「素敵だよ!」と言う気持ちを
満身に込めた拍手! でした。
公演後に掌に青あざが出来ておりました。
でも、楽しかった、会えて良かった。
素敵なひと時をありがとう。
(さぁら)


ョアン・ジルベルトの公演聴いてきました!
ジョアンのステージは、やはり素晴らしかったです。
ほとんど休憩も取らず、
次から次へと曲を演奏していくジョアン。
曲目は、そのときの「感じ」で決めているのかな、
なんて思いながら、
ジョアンが生み出したボサノバという音楽を、
充分に味わって帰ることができました。
また、今日はステージの途中で、
確か「三月の雨」という曲のあとだったと思うのですが、
(自分がすごく好きな曲だったので)
ワッと盛り上がる瞬間があり、その後拍手が鳴り止まず、
じっと数十分間、あの「待つ」時間が訪れました。
あの拍手は、やっぱりジョアンの演奏が
素晴らしかったから沸き起こったもので、
きっとあのとき、ジョアンはそれを
充分に受け止めてくれていたと思います。
そのあと、場が静まってから、
「ありがとう、日本」と言ってくれたと思うのですが、
こちらこそ、貴重な時間をありがとう、
と言いたかったです。
2時間半以上もの長いステージを
一人淡々とこなしていて、
本当にいいものを見せてもらったと思いました。
(わさび)


場と完璧に一体となった
不思議で、とてもしあわせな時間が流れて
ただ、ただ、ジョアンさんの音楽に身をまかせていました。
終わったあと、気持ちの良さと、ほんわりとした感じ、
うん、しあわせとしか言えない感じが残って
それは今も続いています。
まさに「味残りのするステージでした」
あの、ささやくようなんだけど
歌詞がちゃんと聞き取れる歌い方は
すごい技術がいると思うし
ギターも、どうやってあの音を出しているんだろう??
ってくらいいろんな音が出ていて、
素晴らしいなぁと、ため息がでちゃいましたが
そんなことより、何度も言っちゃいますが
「気持ちよかった」
そのひとことにつきます。
ボサノバなんて、ぜんぜん聞いたことがないわたしでも
心から楽しめました
なんだか、興奮してうまくまとめられないけど
本当に素敵で気持ちよかったです。
(ふじた よしこ)


上の歌声と薄暗い会場、
スポットライトをあびるジョアンを
上から見下ろしていたら
「天国ってこんなところなのかなあ」
と思いました。
まるで自分が死んで、ふわふわ浮いて、
神の歌声を聞きながら
永遠に心地よく暗闇の中にいるような気分でした。
本当に素晴らしい時間をありがとう、ジョアン。
よかったらまた聞かせて下さい。
まだ感動の余韻でぼーっとしています。
(横浜のまな)



みなさま、どうもありがとうございました。
また次回!

このページを読んでの感想や、
ジョアンへのメッセージは
メールの表題に「ジョアン」と書いて、
postman@1101.comにお送りください。

2004-10-14-THU


もどる