べっかむ3
ほぼにちわー!
自由研究相談所も残すところあと1週間となりました!
少しでも現役小中学生のお役に立ててるといいんだけどな。

オガー
大丈夫大丈夫!
これまでだって強力な発表がたくさんあったし、
今日の発表も、
ますます参考になっちゃうものばっかりですよ!

モギコ
投稿の量も増えまくりで
ますますにぎやかになってきましたよ!
よっしゃー、今日もサクサクいってみよう!
さいしょの発表は、すぐに挑戦できる「洗濯系」を
ふたつ紹介しちゃいますぞ。


母の、物干し場改築計画

私が小2の時の自由研究は「洗濯物の乾き方」でした。
同じ重さのタオル4枚に、同量の水を吸わせ、
自分ちの東西南北それぞれにハンガーで干し、
1時間ごとに重さを量る、というものでした。
天気のいい日や曇りの日で
4日ほどやったような記憶があります。
で、結果は、午前中は東側、
お昼近くからは南が良く乾くという、
まぁ、とーぜんの結果。
途中で雨が降ったときも、タオルはそのままでした。
でも、重さの変化を大きくグラフにしたのが良かったのか、
市の自由研究展に展示されました。

「あと、ばーちゃんちでもやってみれば、
 県の展示も狙えたかな?」
と今でも言っているのは、実験の発案者.オカンです。
オカンはこの実験結果をネタに、
物干し場の改築をチチオヤに要求してたのです‥‥。
でもオカン、その年の夏休み、
私は盲腸で入院したのを忘れてないか?
そんな状況でもちゃんと自由研究をやった
ムスメをほめとくれ〜〜。
(とらにゃん)


モギコ
ああ、これは、今からでもよゆう。
どうやら市の研究展みたいなのは、
「図表」に弱いみたいだぞ、みんな!
1にイラスト、2に写真、そして締めがグラフだ!

べっかむ3
8月16日のこの「自由研究」で紹介させてもらった、
「スーパーのチラシ研究」を提案するおかあさんといい、
今回の「洗濯物の乾き方」を発案した
オカン(おかあさま)といい、
母の日々のお仕事と絡めたテーマは、
でてきたデータをそのあと、実際に使おうとするところに
「かあちゃんのたくましさ」を感じずにはおれません。


足袋はつま先から

小学校3年生の自由研究の課題は
「かんさつきろく」でした。
対象はなんでもよかったので、
何日もかかるようなものは避けようと思い、
「洗濯機」にしました。
夏休みは我々コドモが洗濯係だったため、
ついでにできる、という理由もありました。

まわっているうちに泡が真ん中に集まり
うずたかくなっていく状況や、
ローラー(当時の脱水方法)から出てくる
洗濯物の形などを絵に描き、解説したもので
先生にいたく感心され、壁に貼りだされました。
特に、足袋は水を通しにくい生地のため、
つま先からローラーに入れないと
足袋内に水が残ってしまい、
最後はパンパンにふくれる、というのが
先生には新鮮だったらしく絶賛されたのです。
(花色木綿)


べっかむ3
「足袋を洗濯機のローラーで乾かす」、
時代を感じますねえ。
動物や植物みたいな生き物の観察に行かずに、
「洗濯機」という無機物を観察する発想がおもしろいね。

オガー
ほんとだね。
「よし、わたしは洗濯機を観察しよう」って
ちょっと不思議な発想だもんね。
でも言われてみると、
泡がうずたかくなっていく様子とか
ものによっては、プーッとふくらむ感じとか
「研究」っていう視線で見ると新鮮かも!


噂はほんとうだった!?

一番印象強かった自由研究。
小学校のクラスメートのお姉さんの作品です。
炭酸飲料は、歯がとけるっていいますよね。
それは本当か、水・お茶・ジュース・コーラなどの
色々な飲み物に、
今まで抜けた子供の歯を浸けておくという物です。
ある炭酸飲料に浸けていた歯はボロボロになっていたのが、
今でも忘れられません。
何よりも忘れられないのは、
実験に使う歯が足りなかった為、
弟(クラスメート)の抜けた歯を利用し、
それでも足りなかった為、魚の骨をも使った事です。
市か県で賞を取った研究でした。
(さとかず)


べっかむ3
とある炭酸飲料の中に浮かぶ、ボロボロになった歯!
これ、クラスで見ていた小学生たち、
ほんとうに衝撃を受けただろうなあ。
弟さんの抜けた歯まで自らの実験に使う姉、
今ごろ、クールな女医さんか何かに
なってたりして、なんて、想像したりして。

オガー
べっかむ3、イメージ画像つきで女医さんを想像するのは
やめておいてくださいね。
表情でわかっちゃうから。
さとかずさん、まるで都市伝説のようなことを
実験してみたなんて、すごいですよね。
自由研究の醍醐味だなあ。


市役所に行こう

自由研究で思い出すのは小学校5年生の夏。
家族で北海道北見市に遊びに行ったので、
研究は「北見市について調べる」。
北見での最後の日、母が資料集めのため
北見市役所へ連れて行ってくれました。
母がトイレに言っている隙に、
超引っ込み思案だった私にしては
ものすごい勇気をふるって、ひとりで窓口に行き、
「き、き、北見について調べてるんですけど‥‥!」
あのとき親身に
「うーん、北見って言えばやっぱり昔はハッカ、
 今はたまねぎかなあ」
などと考えてくれ、山のようにパンフレットをくれ、
お茶まで出してくれた北見市役所の二人のおじさん、
ありがとうございました。
生まれて初めて知らない大人に話しかけて、
ちゃんと答えてもらえたので
とてもうれしかったのを覚えています。
(ぽろこ)


べっかむ3
『北の国から』の1シーンみたいな、
ほんわかしたいいお話だなあ。
山ほどのパンフレットをうれしそうにかかえた、
小5のぽろこさんの姿が目に浮かびます。
こうやって、ちょっとずつ、
社会に出ていく準備をしていくのが小学生なんだね。

モギコ
いい思い出ですね〜。
こどもに自信をつけてくれる
大人の接し方っていいですねえ。

オガー
勇気をふりしぼった甲斐があったよね。
お茶まで出してくれた市役所のおじさんも
興味をもってもらえてうれしかったんだよね。
さて、さいごは、図書館にお勤めだったかたからの
自由研究に困ったら、図書館に行ってみてはいかが、
という提案ですよ。


図書館を利用しよう

自由研究も追い込みの季節なんですね。
私は数年前まで図書館に勤めておりました。
最近は自由研究のネタ本がたくさん出版されてます。
夏休みが始まるとあっという間に借りられてしまい
借りるのも順番待ちです。
私の時代にはこんな本無かったのに‥‥。

順番を待っていられない子達は、
図書館員に直接研究ネタについて聞いてきます。
ほとんどの学校では「こんな研究をしてみたら?」と
研究のお題をいくつか出してくれるようなのですが、
みんなそれをそのまま自分の研究ネタにするようなので
同じ質問をする子が次から次へと現れます。
持ってるプリントが同じなんだもん。
こちらも紹介する本がネタ切れです。

自分の意思で研究を決めた子も現れます。
が、小学生の質問は注意が必要です。
「動物について調べたい」と言う子が来たので
犬とか猫? お魚かな? 空を飛ぶものとか? と
研究テーマを探っていったら恐竜へたどり着きました。
動物=恐竜
なかなか手ごわいです。

夏休みも終わりに近づくと親が登場します。
お母さんだけがプリントを持って
調べに来る事もありますが、
だいたいはお母さんとお子さんのセットです。
お母さんが「ほら、ちゃんと自分で聞きなさい」と後ろから
つついてしゃべらせようとするのはざらです。
お母さんが全部説明される事もあります。
お母さんが説明されてるのに後ろで
お子さんが横に首を振ってる事もあります。
私困ります。
「あ、あのぉ、違うようなんですけど‥‥」
と、もう一度親子で打合せをしてもらいます。
そのまま親子喧嘩になってく事もあります。

自由研究のネタ探しを手伝わせてもらってると
結構楽しくて私の方が調べてみたいなぁと思ってきます。
実験をする時間が無かったら図書館へ行ってみてください。
古い地図とか昔のモノの値段とかいろんな図鑑とか
何でもネタになりますよ。
図書館の人も手伝ってくれると思います。
(いち)


べっかむ3
夏休み後半の、大忙しの図書館。
研究に行き詰まったら、まず図書館ですね!

モギコ
おお、図書館のおねえさんにきいてみる、
という方法があるんだね!
「私の方が調べてみたいなぁと思ってきます」
っていう気持ちわかるなあ。
このコンテンツを始めて、
みなさんからの発表を読んでいると、
あ! 知りたいなあこの結果、というものが
結構ありますもん。
昨日でてきた「うきくさ」の観察なんて、特にそう!

オガー
言えてる!
わたしは木工とか、工作系をやってみたくなっちゃったよ。
一心不乱につくってみたい、イカダ!

べっかむ3
‥‥つくりたいのはイカダなの?
さてさて、ここ、「夏休みの自由研究」のページも、
いろんな研究のネタがいっぱい載ってます。
図書館みたいに、みなさん、どんどん使ってくださいね。




オガー
バックナンバーも、おもしろ研究満載ですよ!
投稿もどんどんお送りくださいね。
「たった1日で仕上げた!」
「超かんたん、ひとりでできたよ!」
なんていうプチ自慢は
postman@1101.comまでジャンジャンお送りください。
8月の最後の週に大発表しますよ!