こんどの「JAZZ」、どうする?

第15回 大人って、かっこいい。

糸井

「Isn't She Lovely」なら、
みんなが知ってますね、きっと。

山下

うん、あれ‥‥いいかも。

糸井

‥‥あれ、やりませんか?

山下

やりましょうか。

糸井

ジャズの歴史に出てくる
いろんなジャズのパターンの演奏で、
「Isn't She Lovely」。

山下

うん‥‥いいね。

あの曲、終わんない「わけ」があるんですよ。
最後のところで
♪タタタ、タタタ、タタタ、タン、タン! て
決めるんだけど‥‥。

タモリ

それでまた、
はじめに戻りたくなるんですよね。

糸井

あれ、なんなんですかね、ほんとに。

山下

誰かが出ると終われない。
それで、必ず誰かが出たくなる(笑)。
名曲なんですね、きっと。

タモリ

あるピアニカのプロ奏者に
なぜプロになろうと思ったんですかって
聞いたことがあるんですよ。
そしたら「Isn't She Lovely」の間奏に‥‥。

山下

ハーモニカだ。

タモリ

あのハーモニカの間奏がいいなーと
思ったらしいんですよ。
で、友達に「この楽器、何?」って聞いたら、
「ピアニカだよ」って(笑)。

山下

それは‥‥(笑)。

糸井

えー、ほんとに?

 
タモリ

で、ピアニカを買って、夢中になって練習して、
すごくうまくなって、プロになった。
そしたら、「ハーモニカだった」という‥‥。

糸井

すでに遅かった(笑)。

タモリ

いまさらハーモニカには戻れず(笑)。

糸井

そうです‥‥か‥‥(笑)。

タモリ

でもあの曲なら、
アドリブ、ちゃんとできますよね?

山下

ええ、できますね。
いろいろなスタイルでできる
コード進行の構造も持っていますね。

糸井

なんて言うんだろう、
「かっこいー!」って
終わりかたにしたいなあと思うんです。
ジャズにたいするぼくの印象って、
「大人ってかっこいい!」だったんですよ。

タモリ

山下さんのサウンドも、
どこかで一曲、ほしいですね。

糸井

それは当然、ほしいですね。

山下

うん、それは、どこにでも挟めますよ。
長くも、短くもできるし。

糸井

‥‥つまり、お客さんには
まずは、すばらしい音を聴かせるコンサートだと
考えてもらって、いいですよね。
で、それだけじゃない「お楽しみ」もある、と。
やっぱり、音楽の企画なんですから、
すばらしい音楽を楽しんでもらわないと。

タモリ

ええ、基本のところは、そうでしょう。

糸井

で、タモリさんは、だいたいどこにでも、
間の手、入れられますよね。

タモリ

‥‥ま、長いつきあいですし。

山下

もう、長いつきあい(笑)。

糸井

それで、曲と曲の間を埋めていくと。

重要な人物についても語れますよね。
‥‥で、いつか「人物篇」てのも。

タモリ

ああ、やれそうですねぇ。

 
< 続きます >

あなたの質問に、壇上の3人が答えます!

前回の「はじめてのJAZZ」では、
みなさんから募集した「ジャズに関する質問」に、
山下さん、タモリさん、糸井重里が答えるという
コーナーをもうけました。

山下洋輔カルテットの実演もとびだすなど、
たいへん盛り上がった企画だったので、
今回もまた、やりたいと思います!

「ジャズ」についての質問・疑問があったら、
どんなことでもOKですので、
ペンネームをお書き添えのうえ、
メールにて、どしどしお送りください!

質問をおくる
たとえば、前回の「はじめてのJAZZ」には
こんな質問が寄せられました。
ジャズって勉強が必要ですか?
ついきいてしまうCDを教えてください。
ぶっちゃけ、
スウィングするというのが、
いまだにわかりません。
どういった感じなのですか?
なんか、今さらすいません。
ジャズをどうきけばいいのでしょうか?
イメージではソファーなどで座って
足を組み、グラス片手に目をつむり、
音をわかってるふうに
ちいさくリズムを取るというか。
手拍子や合いの手、掛け声などは禁止。
服装は、ドレッシーなんでしょうか?

なお、みなさんからいただいた質問は、
イベントのときだけでなく、
後日、このページでもご紹介したいと思っています。

ジャズについて、3人に聞きたいことがあったら
どうぞお気軽に、お送りくださいね!


2007-10-11-THU

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