石川くん。
枡野浩一による啄木の「マスノ短歌」化。

 

番外編4●
石川くんの「終焉の地」に行ってきました。



私が二十代前半のころ一人で貧乏暮らししていた
茗荷谷[みょうがだに]のあたりに、
「石川啄木終焉の地」
があるということは知っていたのですが、
当時はワープロ(今でいう「パソコン」)を質に入れたり、
銭湯代を浮かすために区立プールに通ったり
(プールに入る前にシャワーしてましたゴメンナサイ)、
ぢっと手を見るどころではない毎日……。
石川くんのことにも今ほどは興味がなかったので、
一度も行ったことがなかったのです。

で、
1月25日金曜日の朝、
その「石川啄木終焉の地」の前で
テレビカメラに撮影されつつ
インタビューを受けてきました。
住宅地の真ん中に、
唐突な感じで石碑があるだけだったんですけど……。
石川くんのあの世での健康と幸せを
お祈りしましたよ。
手と手を合わせて。

そばにある小石川図書館
(ここはよく行ってました。石碑と図書館、
ほんの少ししか離れてないのに全然気づかなかった)の、
いちばん目立つところに
ほぼ日ブックス『石川くん』が、
表紙を見せる形で立てかけてあったのは嬉しかったです。
思わず窓口のお姉さんに
「私、この本の著者なんです」
って、ご挨拶してしまいました。

その模様は、
1月28日の月曜日、フジテレビ系列の
『スーパーニュース 北海道ローカル枠』
(平日午後6時20分から7時まで)、
の中で10分間ほど放映されたみたいなんですが、
北海道と近隣にお住まいの皆さんで、
ご覧になったかたはいらっしゃいますか。
北海道文化放送(UHB)のホームページ
http://www.uhb.co.jp/
の、「スーパーニュース」のところを
クリックすると、
バックナンバーの形でちょっと紹介が載っています。
私は録画されたビデオテープを送っていただいて、
これから見る予定です。
「目撃」した皆さん、ぜひ感想をお聞かせください!

そういえば、
北海道のお住まいの皆さんはほぼ全員が読んでるという
北海道新聞の1月18日金曜日の夕刊に、
『石川くん』の記事がどーんと見開きで載りました。
じつは私、
その記事の実物をまだ読んでいないんですけれど、
テレビ局の人が思わず追加取材をしたくなるくらい
インパクトのある記事だったということは確かですね。
関係者の皆々様、
石川くんの真の姿を広く伝えるために
一役買ってくださってありがとうございます!!

ちなみに文芸誌「文學界」新春特別号にも
『石川くん』に関するロングインタビューが載ってますよ。
インタビュアー(編集者氏)の熱意につられて、
「ほぼ日」ではわざと書かなかったようなことも
思いきって告白しました。
ぜひご一読ください。
あ、それから「石川くん」私設応援団長、
遊さんのページも必見です!
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/yf6/yuu-3/ouen.html

それでは、
また。
この「石川くん番外編」は、忘れたころに更新されます。
私の近況を以下のアドレスで書いていますので、
時々は覗いてやってくださいね。
http://6004.teacup.com/nomasu/bbs

枡野浩一
http://talk.to/mass-no

2002-01-28-TUE

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