その1964

ハロー、スーザン。
キミは、ジョークが好きだったな。
今日も不思議な島国、ニッポンから
オリエンタルなジョークを
たっぷり仕入れたのでキミに送ろう。
そう、現地じゃ「言いまつがい」って
呼ばれているやつさ。
以下に記す、いくつかのことばのかたまりが、
しばしば、あなたをうっとりさせ、
愉快な気持ちをもたらすことを、私は願う。
それじゃ、最後まで楽しんでくれ。

高校の英語の授業で、
全員での音読の時に
「happy childhood」の所を
「チャッピー
 ハイルドフッド」

と言ってしまいました。
後に隣の友人に言われて気づいたのですが、
なんかカワイイ感じになっちゃってました。
(高校生高校生)
アメリカに住んでます。
先日アメリカ人上司から
メールでお褒めの言葉を頂きました。
早速返信したものの、
やらかしてしまいました‥‥。
「Thank you for your complaint!
苦情をありがとうございます)」
ちがうんです、
本当はこう言いたかったんです‥‥。
「Thank you for your compliment!
(お褒め頂きありがとうございます)」
上司、大爆笑。
(褒めがいのないヤツ)
英語が苦手な高2の息子。
私が話したことをちゃんと聞いておらず、
もう1回言ってとなぜか英語で言おうとして、
「リピートアフターミー!」
ときっぱり。
笑いすぎて何を話したか忘れました。
(ワンスモアプリーズ)
英語の試験結果が返ってきて、
娘が友と答え合わせをしていた。
娘「半熟卵って書いたら、×やったぁ」
友「そんな答えの問題あった?」
娘「middleで『中間の』、
  eggで『卵』やろ〜」
友「もしかして、middle ageのこと?」
確かに彼女らに「中年」なんて
まだまだ先だし、まっ、いっか。
(私も英語は苦手)
友人が
「オーマイガー」と言おうとして
「オーウ、グオーン」
と言ってました。
怪物か。
(ガガギーイッ!?)
日本人しかいない
外資系企業のオフィスに勤めていた時。
私の部署は英語を話さない人ばかり、
隣の部署は英語を話す人ばかり。
その英語を話す人が
海外と電話をしていたのを聞いていた時、
私の部署の先輩が、
「あの人電話切る時にいっつも
 『バイなら!』って
 言って電話切るんだよ。
 外国の人に通じるのかなぁ、
 『バイなら』」。
と言うので耳を澄ませていたら
「Bye now!」でした‥‥。
(カワエミ)
アメリカに住んでいます。
今日サンドイッチ屋に入って
メニューを見ていたら、
「fresh squid juice
 (新鮮なイカのジュース)」
という文字が目に飛び込んできました!
え! まさかと思ってよく見直してみたら
「fresh squeezed juice
 (新鮮な絞りたてのジュース)」でした。
(そんなの飲みたくない)
アメリカで大学生活を送っていたある日、
一日の失敗や、「ああ言えば良かった」などの
英語表現などを反省しながら
帰り道をとぼとぼ歩いていました。
あぁ、ホントバカだなぁ‥‥
と思いながら、つい出た独り言は
「I'm so バカ enough」。
その台詞でバカさ加減に拍車がかかって
余計に悲しくなりました。
(stupid enough)
HAHAHAHAHAHAHA!
いやぁ、ニッポン人っていうのは
ほんとうにファニーだ!
キミも、こういったエピソードを知ってたら、
下の「投稿する」をクリックして
送ってみるといいと思う。
それじゃ、また、セバスチャンの店で。
なんにでもセサミを
トッピングするジミーより。
PS:
うちの叔母は歳をとるにしたがって
どんどん叔父に似てくる。

イラスト:しりあがり寿


2009-07-01-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN