その1921

いまや携帯電話とパソコンは
世界の隅々まで行き渡り、
老若男女を問わず誰しもが
電子メールを便利に使っています。
これだけのメールが行き交うわけですから、
なかには「まつがった」文面のまま、
送信されてしまうメールだってあるでしょう。
そうです、それが「誤メール」。
修正されることなく先方へ送られてしまった
愉快な「誤メール」を集めてみました。
ほんのわずかな文字の「まつがい」が醸し出す
なんとも脱力するおもしろさをご堪能ください。

会社の同僚からの誤メールです。
内容は、打ち合わせ用の資料を
見ておいてほしいとのこと。
文章を最後まで読んでびっくり‥‥。
「よろしくおネギします
取引先へのメールじゃなくて、
ほっとしました。
(危機一髪さん)
試験を控えている友達に
応援メールを送りました。
最後に「ガンバっ!」と
入れたつもりが
「ナンバっ!」
と送っていたようです。
友達もおそらく脱力したことでしょう。
(いつもくもり)
前日の夜にメールで、
「○○の件は、△△としても
 問題ありませんでしょうか?」
と問い合わせのメールを送っておいた方から、
翌朝、9時頃に返信がきました。
その書き出しがコレ。
おはようございません!
 問題ありません!」
起きてますか〜?
(しっとり)
お客さんからの
問い合わせメールへのお返事。
一番最後に
「遠慮なくご質問ください」
と書こうとして、
「遠慮なくご遠慮ください」と。
なんと無遠慮な‥‥。
(piroxy)
先日、友達と少しわかりにくい場所で
待ち合わせをしていたとき。
強風で電車がとまり、
遅れてくるという友達からのメールに、
電車が動いたら連絡して、
と書いて送信したと思ったら、
「電車が動いたら、連想して。
 駅まで迎えにいくから」
と送っていました。
友達は、いきなりテレパシーで
通じるようになった私のことを、
すごいと思ったに違いありません。
(春一番)
いつものように取引先への依頼メールを作成中、
「お願い申し上げます」の「ne」を打つところで
「E」のキーを2回叩いてしまい、結果
「お姉が芋牛揚げます」
と変換されました。
おもしろかったので、同僚の誰かに見せてから
訂正しようとそのままに‥‥。
ちょうどそこに外線電話が入り、
対応しているうちに直してないことを忘れてしまい、
そのまま先方に送信してしまいました。
(穴を掘ってでも入りたい)
いつもてきぱきと仕事をこなす職場の
同僚(女性)が、外国のクライアントに、
「Our best regards」
とだけ書いて
メールを返信していました。
日本語だと「敬具」だけっていう感じ?
マスクをしていたけど、
風邪で朦朧としてたのかなあ‥‥。
(とらら)
「誤メール」「言いまつがい」
その他どのような「まつがい」でも
どうぞ遠慮なく私たちにお送りください。
まずは下の「投稿する」ボタンをクリック。
そしてあなたの記憶に残る愉快な出来事を
だいたいの感じで書き表し、
だいたいこんな感じだったな、と思えたら
すかさず送信ボタンを押してください。
もしもまだお読みでない方は、
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞよろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2009-05-19-TUE
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN