その1873

「言いまつがい」があるなら、
「書きまつがい」だってあるでしょう。
あります、あります、そりゃぁ、あります。
ほら、ご覧なさい、こんなにたくさん。
そんなわけでお送りいたしましょう、
傑作満載の「書きまつがい」特集。
最後まで、ごゆっくりどうぞー。

社会の授業の時、ノートに
「キリスト教」と書こうとして、
「キリスト数」と書いてしまった。
どんな数やねん。
(ミスト)
ある厨房での出来事。
手作りの鍋つかみにマジックで
「鍋つまみ」
と書いてあった‥‥。
間違ってはいないが
少し違うということを教えてあげたら
翌日「鍋つかい」
と書き直してあった‥‥。
一体どんな魔法が使えるのか楽しみになった。
(やるね!まみちゃん)
雑貨屋さんで仕事をしていて、
発注書を書くたびにかなりの確率で
「スヌーピー」を
「ヌヌーピー」
と書きまつがいます。
ちゃんと「ス!!」と思っていても
最後の棒が突き抜ける自分にうんざりです。
(しづの)
ある日、会社のゴミ箱の分別を
表示するためのシールを作成しました。
「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」
「カン」「ペットボトル」。
シールを貼ってから3ヶ月後、
上司がゴミ箱の前で笑い崩れます。
「お〜い! おまえ、
 ずいぶん発音のいいゴミ箱作ったな〜」と。
「ペッボトル」になってました。
「ト」が抜けてました。
3ヶ月間誰も気づかなかったようです。
(peesuke)
あと3日で閉店するスーパーへ
トマトを買いに行きました。
気が抜けた感じの店員さんから
渡されたレシートには
となと198円」と書いてありました。
POS入力の人も気が抜けちゃったのね。
(閉店してもお元気で)
会計システムで、
以前に作成したデータを呼び出したところ、
そのデータの購入物件は
「『○○雑誌 △巻△号』
 ほかほか3冊
でした。
あったかい雑誌を買ったのかよ〜、と
心の中で自分につっこみました。
コピー&ペーストの際、
目測を誤ったと思われます。
上司にも気づかれないまま、
決済は下りてしまいましたので、
証拠書類はこのまま保管されます。
(「ほか」は1回!)
去年の12月に、会社の仲間と
京都の太秦(うずまさ)にある
「映画村」へ行きました。
予定を立てている時に、何度も
「明治村(愛知県犬山市)」と
言いまつがえてしまい、
次の行き先は、2月に明治村へと決定しました。
後日、予定を確認しようと、
2月の手帳を広げると、
「映画村」と書いてました。
へこみました。
(amo)
スキー授業にでかけた娘の話。
リフト乗り場で同級生たちと並んで待っていると、
大きな看板に注意書きが。
スットクを片手にまとめて
 お乗りください」
娘は友達と、
「スットク! 何を吸っとくんだ〜」
と大笑いしながら、
ストックをまとめて乗りました。
ところがまつがいは
それで終わりではありませんでした。
降り場に近づくと同じく看板が。
スットクは片手にまとめて
 降りてください」
友達とよくよく注意してみると、
広いスキー場のいたるところで、
「スットク」が氾濫していたそうです。
(くぼっち)
どのような種類の「まつがい」でも
私たちはそれをたいへん歓迎します。
どうぞ下の「投稿する」ボタンをクリックし、
印象深い愉快な出来事を
だいたいの感じでタイピングし、
できたところで送信ボタンを押してください。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞ、よろしくお願いします。

イラスト:しりあがり寿


2009-04-01-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN