その1694

久々に「まつがい電話」の特集です。
「まつがい電話」といいましても、
「もしもし、鈴木さんのお宅ですか?」
「いいえ、佐藤です」
「失礼しました」「いいえ」ガチャン。
というようなありふれたものじゃありません。
ここに掲載する「まつがい電話」は
もっともっと、ドラマティック!
こんなこともあるものだなぁと、
詠嘆しつつ、お楽しみくださいませー。
ある日、深夜に帰宅し留守電を再生すると、
「あ、建機リースさん、××組ですが。
 明日の朝8時半に△△の現場に
 ユンボー1台お願いします。
 よろしく!」
と吹き込みが‥‥。
次の日、××組の現場で無事仕事ができたのか、
気になって仕方ありませんでした。
(私の周りはまつがいの宝庫♪)
かなり歳のいった感じのおば様の声で、
私の携帯に留守電がありました。
「○○○○(女の名前)、
 ××××(男の名前)と
 いつまでも不倫してるんじゃないよ!
 わかってるんだからね〜〜、
 2人がやってるのは!
 いい加減にしなよね!!」
と言って切れました。
当時私は高校生。
男の名前にも女の名前にも聞き覚えありません。
口調があまりに怖かったので放置してしまいました。
あの後どうなったのか謎です。
(k)
今日留守番電話に、
おじいちゃんの声でメッセージが残されていました。
「もしもし梅村さんのお宅ですか?
 上野です。
 ‥‥‥‥‥‥‥‥
 ‥‥たいして用はありません
ガチャッ。
用がないのに留守電を残したおじいちゃん、
うちは梅村じゃありません!!
(伊能です)
家の電話が鳴った。
番号を確認すると妹のケータイらしき番号が。
いつもの「迎えに来て」ってやつだろうと思い、
「もしもしもしもしもしもし〜?」
と、しつこいくらいにもしもしを連発。
妹だからこそ通じるジョーク。
あれ、いつもの反応が返ってこない‥‥
「‥‥あ、あの〜○×さんのお宅でしょうか?」
その後冷静に話す、
勧誘のおねぇさんが憎かった。
(かさ)
数日前の朝8時過ぎ、自宅の電話が鳴ったので出ると
「こちら○○派出所ですが」と
知らない交番を名乗る、聞き慣れない若〜い男性の声。
もしかして、ついにウチにも振り込めサギ?
主人が出勤途中に痴漢でもしたから、
示談金を振り込め、とか言ってくるのか、
などとあれこれ妄想していると、
猫の死骸を回収しました!」
「はあ?」
「猫の死骸を回収しました!」
???
ウチは猫なんか飼っていないし。新手の手口か?
「(思いっきり無愛想な声で)何の話ですか?!」
相手はしばし沈黙。おずおずとした声で
「あの〜××市役所ではないですか」
「違いますっ!」
「す、すみません!」
何だ、本当のおまわりさんで、間違い電話だったのね。
怒鳴ってごめんね。怖かったんだもん。
朝早くからお勤めご苦労様。
(××市役所はウチとは似ても似つかない番号)
私が中国に単身で赴任していたとき、
私の携帯に電話が。
陶さん? 陶さんですか?」と言われ、
「いいえ、間違っていますよ」と電話を切りました。
するとまたすぐに電話が
「僕だよ、父さんでしょ?」
しばらく会ってなかったもんで、
息子の声もわからなくなっていました。
(悲しい単身赴任者)
「まつがい電話」に限らず、
あらゆる「まつがい」を募集中です。
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どうぞよろしくお願いしますー。

イラスト:しりあがり寿


2008-10-04-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN