その1628

みなさん、こんにちは。
きょうは、あれです、あの、
「子どもの言いまつがい」です。
こどもは、ふつう、「言いまつがう」ので、
ふつうだから、あんまり、のせないんですが、
こういうときのために、とってあるのです。
そうとう、おもしろいので、よもう。
じゃあ、また、あとでね。またね。
あとちょっとで夏休み。
小学校1年の息子は
「もう、
 あちょとっちょ‥‥
 もうあととっちょ‥‥
 もうあとと‥‥
そんな言いまつがいぐらいで
涙ぐむでない!
(もちんな)
車中で時計が「2:22」と
表示しているのを見て、小学生の娘が
「2‥‥2‥‥2‥‥
 ギョロメかあ!」
ゾロ目だよ。
(死ぬほど笑ってゴメン)
月食を見ていた日のことです。
小4の弟が一言。
「お兄ちゃん、最初に月に行ったの
 何か知ってる?
 アフロ11号だよ!」
惜しい。もうちょっとがんばろうね。
(アポロ)
娘が、甲高い声でものまねを始めた。
「に〜し〜お〜か〜
 すみこじゃよ」

お‥‥おばあさん?
(50年後もあの衣装で)
ドンキホーテで購入した縄跳びを手に、
6歳の娘が言いました。
「これ、ポンポコゴリラ
 買ったんだよね〜」
私は思わず「えっ?」
なぜそんなまつがいをしたのか、
解明すると大爆笑してしまいました。
ドンキホーテ→ドンキーコング→
○○ゴリラ→ポンポコゴリラ
(「ポンポコ」はどっから来たのよ)
こどもたちの会話です。
お兄ちゃんが
「オレ、これいらない」
と言ったら、妹がすかさず、
「ほれ、そしい!」と。
そんなにあわてるほど、
ほしかったものって何かしら?
(かよらん)
子供と一緒に夕飯をたべていると、
テレビのスポーツニュースで
石川遼君が出ていました。
それを見て小学1年生の娘と
年中さんの娘がおしゃべり。
姉「この人、
  ハナカミ王子って言うんだよね」
妹「いっつも鼻をかんでいるんだぁ」
その後も「ハナカミ王子」と連呼していました。
(ハナカミ姫のママ)
小学校の時のお話。
下校の時、「あっこちゃん」という
あだ名の友達を呼び止めようとして、
急ぎながら私は大声で叫んでしまいました。
あっちょかん! 待って!」
あっこちゃんと二人で大爆笑し、
その後、あっこちゃんは
「あっちょかん」というあだ名になりました。
(さとう)
電車で幼稚園児くらいの男の子と、
そのお母様が隣に座っていました。
人なつっこい男の子は私に色々話しかけてきます。
「ぼくねー、さっき、
 たきこみぎょうしゃ
 見たんだよー」
(炊き込み業者?)
「ほんとうは、やっちゃいけないんだよー」
(やっちゃいけない炊きこみ業者??)
よくわからないので「へ〜」と
相づちしながらお母様にヘルプの視線。
しかしお母様はニコニコ頷くばかり。
と、その男の子が急に叫びました。
「あ、たきこみぎょうしゃー!!」
視線の先には、閉まりかけた電車のドアを
すり抜けて乗り込んできたサラリーマン。
‥‥駆け込み乗車ね。
(ミネラルクウォーター)
小2の息子が、机に置き忘れてあった
祖母の老眼鏡をかけてみて、ひと言。
「うわっ! おばぁちゃんって、
 頭(ず)が高いねぇ」
「度がきついねぇ」でしょ、それって。
(メガネ親子)
どうでしたか。おもしろかったですか。
ぼくは、だいぶ、おもしろかった。
こういうのがあったら、おしえてね。
したの「投稿する」というのを、おして、
おもしろかったひのことを、かいて、
それで、メールしたら、いいとおもう。
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
ほんも、2さつあって、おもしろい。
じゃあ、またあおうね。うちにもきてね。

イラスト:しりあがり寿


2008-07-30-WED
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN