その1473

♪キーンコーンカーンコーン。
はいはい、みんな席についてー。
静かに、静かに、し・ず・か・に!
はい、じゃぁ、こないだやったテストを
みんなに返していくぞー。
こらこら静かに、し・ず・か・に!
相変わらず今回も「珍解答」が満載で、
先生、自費出版で本にまとめようかと思ったぞ。
みんな、もうちょっとちゃんとやってくれよなー。
じゃあ、名前を呼ばれた人から取りに来てー。
小山内〜、野島〜、山辺〜、田端〜、大坪〜‥‥。
中学の地理のテストで
返ってきた答案をみると、
半分丸をつけかけて
バツになっているところが‥‥。
「ニョージーランド」
先生、よく気づいたね。
(如ー字ーランド)
社会科のテスト返却後、
社会科の先生が私に
「『熊本県』が
 『態本県』になってたぞ」
と少し怒り気味で言いました。
(熊本県出身の先生の生徒)
中学校の先生をしている友人から
珍解答を教えてもらいました。
国名を答える問題です。
「ガチンコ市国」
(正解→バチカン市国)
一生懸命しぼり出したんでしょうねぇ。
(じいちゃんはロシアの捕虜だった‥‥)
高校の国語の問題を採点していて珍解答。
正解「伊豆の踊り子」
珍解答「豆子の踊り子」
想像するに、「豆」という漢字は、
記憶に残っていたんだと思います。
「子」は、「ず」って読むし。(例:柚子)
川端文学の女性主人公が
「まめこさん」と呼ばれる場面を
想像してしまうとおもしろいです。
(笑えると◎だけど点数は無し)
中学校の国語のテストでの友人K君のまつがいです。
「『オツベルと象』の作者の名前を漢字で書け」
という問題があり、答えは「宮沢賢治」なのですが、
彼は何の迷いもなく
「宮崎駿」と書いてしまったそうです。
「宮」だけじゃん‥‥。K君‥‥。
(ナウシカ)
高校のときの生物のテストで、
「受精卵のどの部分が
 なんの器官になるのかを示した図」の
名称を書かせる問題が出ました。
正解は「予定運命図」なのですが、
テストを返すときに先生が言うには、
「この問題に『未来予想図』って
 答えた奴が何人もいたぞ」
うちのクラスにはドリカム好きが多かったようです。
(文系だけど生物好き)
小学校の頃、
「自ら(みずから)」
という言葉を使って例文を作りなさい、
という問題に対し、
「ジュースと水があったので、
 水から先に飲んだ」と書きました。
(Rin)
夫は生物が大嫌いだったので、
テスト勉強を一切しなかったそうです。
テスト当日、問題を読んでも当然、
なんの事やらさっぱりだったらしく、
4択問題には全て「イ」と答えたそうです。
実際は半分くらいは「イ」だったらしいのですが、
先生からの
「全部同じ答えはいけません」
というメッセージとともに
全部×にされていたそうです。
(でも一度やってみたかったと思う妻)
短大の卒業レポート課題が古英語でした。
手書きで100枚近くのレポートを書いたのですが、
キーになる言葉「ラテン語」を
「ララン語」「テテン語」
大量に書きまつがったまま
提出してしまいました。
まつがった「ララン語」には
「楽しそうな言語ですね」と、
「テテン語」には
「リズミカルな言語ですね」と
コメントされており、
返却された時、非常に恥ずかしかったです。
卒業させてもらえてよかった‥‥。
(あっこ)
まつがいというか‥‥。
高校時代の数学の試験で、
証明問題で行き詰まってしまい、
仕方なく、途中まで書いたあとに
「以下次号、近日公開!」
と書いて提出しました。
そして翌日、その答案用紙を高く掲げながら
廊下を走って来た数学教師に、
「即日公開しろーっ!」と言われたのです。
(花色木綿)
いいかー、みんな、よーく見直しておくようにー。
もしも、さらなる「珍解答」を見つけた場合は、
下の「投稿する」ボタンをクリックして
先生のところまでメールしてくださいー。
あと、課題図書である
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
まだ読んでない人はぜひ読んでおくようにー。
よーし、じゃあ、今日はここまでー。
起立! 礼! 着陸!
♪キーンコーンカーンコーン。

イラスト:しりあがり寿


2008-02-26-TUE
もどる
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN