その1132
テレビや雑誌などでしばしば取り上げられ、
ここのところ投稿数も急増中。
ますますレベルアップする「言いまつがい」、
最近、読みはじめたというみなさん、
今後ともどうぞよろしくお願いします。
ご覧のようにただ愉快なだけのページですが、
なんと連載回数は4桁台に突入しておりますので
バックナンバーをだらだら読むだけでも
びっくりするほどヒマを潰すことができますよ。
さあ、今日は元祖「言いまつがい」。
些細で愉快、親しみやすくてゆるい、という
このコーナーの真髄をご堪能ください。
最後まで、ごゆっくりどうぞー。
先日、うちの社長と車に乗っていたとき
前に立っている建物の影で、
スピードの取り締まりをやっていました。
違反した車が次々捕まっていくのを見て、
社長が得意そうに一言、
「まるで、
 飛んでいる夏の虫だね〜」
「飛んで火に入る」だろう。
(Anchan_pe)
母が、失せ物を探して
家の中をうろうろしながら言いました。
「おかしいねぇ‥‥
 子どもわらしがいるのかしら」
座敷わらしと言いたかったみたいです。
ちなみに、失せ物は無事見つかりました。
(玉虫)
国語のテストの後、
友だちどうしで答え合わせをしていて
間違っていた友だちが、言いわけに一言。
「うち、ボブギャラリー
 少ないからさぁ」
それは、ボキャブラリー!
ボブって誰だよ!
(ぱぱんだ)
友人と高校時代の話をしていた時。
自分「俺、中学から
   ずっと男子校やったからな〜」
友人「ああ! そういや言ってたな
   中貫一高って!」
自分「いやいや‥‥
   中貫一高ってなんやねん」
友人「そうやった。貫中一高!
(中高一貫男子校出身のぷぅ)
彼を大切な試合へ送り出す時、
気合いを入れてあげるために
「一旗揚げて来い!」
と言うつもりだったのに、
「白旗ふって来い!」
とヒドイ事を言って
意気消沈させてしまった事があります。
(みずくらげ)
この前あまりに寒くて
「さむっ!」
と言おうとしたら出てきたのは
「すまっ!」でした。
(サム)
先日妻と車に乗っていたら、
隣に修学旅行生と思しき
団体を載せたバスが並びました.
妻がそれを見て
「うわ〜、見て見て、女子高生ばっかり。
 あ、ジョシダンセイもいた」
女子男性って‥‥どっちよ?
(R)
叔母からりんごが送られてきたのですが、母が
「全部りんごかと思ったら
 サフランが入ってる」
と言うので、りんごとサフラン?
と不思議に思いつつ見てみると
そこにはラ・フランスが。
(サ・フランス)
昔、祖母から
サフラン
 箱でもらったから食べなさい」
と言われました。
サフラン? 箱で? どうやって食べるの?
と不思議に思いながら見てみると、
そこにはラ・フランスが。なんかオシイ。
(ちろ)
先日家族で回転寿司を
食べに行ったときの事です。
私が好物のサーモンを食べていると父が
「おまえは、
 エブリーサーモンだな」と。
いつもサーモン? 毎日サーモン?
 好物だから?
「今、ほれ、お前が食べてる、それ!」
父よ‥‥これは
「あぶりサーモン」です!
(モーサン)
義父は、飼い犬にエサを与える前に必ず、
「おすわり」 
「お手」
「おかわり」
「伏せ」
を何度も繰り返しやらせます。
ある時、何度もやらせた後、
「おち!」
犬は何をしたらいいのかわからず困った様子。
聞いていた僕達は爆笑でした。
(K君のおとうさん)
高校生くらいの頃。
理由は忘れたけど
なんか妙にテンションの高かったある日。
家の電話が鳴ったので
「は〜い、出るよ〜ん出るよ〜ん」
とつぶやきながら
もうほとんどスキップするくらいの感じで
電話まで小走りに近寄って
がちゃっと受話器を取り、そのまま
「出たよ〜ん」
と言ってしまった。
‥‥相手は父だった。
家族だっただけ痛手は少ない。
(何の用事だったかなあ)
結婚して10年。
夫の言いまつがいの最高傑作は
「クーポンバーゲン」
これ、バームクーヘンのことです。
(とも)
読むばっかりじゃあなんだから、
ぼちぼち投稿してみようかなと思ったみなさん、
どうぞぼちぼち投稿してください。
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力まず、飾らず、思うがままに書いて、
こんな文章でいいのかな、などと気遣うことなく
さっさと送信ボタンを押してください。
そして、当コーナーの傑作を多数収録した
『金の言いまつがい』と『銀の言いまつがい』
どうぞよろしくお願いします!

イラスト:しりあがり寿


2007-03-22-THU
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN