週末の「言いまつがい」は、
日々のちょっとした「まつがい」を
集めて並べてお届けすることになっています。
多くが日常を舞台にした些細な「まつがい」ですが、
なかには、些細の域を超えてしまいそうな
やや希有な「まつがい」もありますが、
おおむね、クスクス笑えるようなものです。
本日もどうぞご家族みんなで
のんびりとお楽しみくださいませ。
仕事中に急いで昼食をとろうとして、
やってしまいました。
コーヒーショップの紙袋から、
コーヒーとサンドイッチを取り出し、
コーヒーのふたを開け、クリームを注いで
空になった容器を紙袋に放り込む‥‥
つもりが、クリームそのものを
紙袋に注いでおりました。
その日は、慣れないブラックコーヒーが
苦かったです。
(たまごっつ)
洗濯機がいつもより
ガーガーいっていたのを、
そのまま放っておいた。
終わってあけてみたら、
ピカピカの洗面器が入っていた。
(Tama424)
夜勤明け、疲れて帰宅した私。
「ちゃんと鍵をしまって寝よう」
と意識はそれだけで
着替えもせずにコタツで爆睡してしまいました。
翌日、鍵を探しても見つかりません。
途方にくれて、
まず、落ち着いて何か飲むぞと
冷蔵庫を開けると
冷え冷えの鍵がそこに入っていました。
(さおり)
携帯はほとんどマナーモードにしています。
だから自分の携帯の着メロが
何になっているのかよく知りません。
映画館で着信音が鳴り始めました。
「誰のかしら、切っておかないのかしら。
 マナーを知らない人ね」
着信音は段々大きくなりました。
気づいたら私のバックの中でした。
いつもマナーモードだから、
あらためて上映前にマナーにしたつもりが
解除になってしまっていました。
焦りました‥‥。
(ぶーふーうーの母)
目覚ましをセットしていて気がつきました。
この半年間、
朝の6時半にセットしていたつもりが、
ずっと夕方の6時半でした。
いつも目覚めたらアラームの音がないので、
「よっしゃ、鳴る前に起きた」
と、ちょっと優越感に浸っていた自分に呆れます。
(ヤマモト)
古いアパートに住んでいるので、
会話はハッキリ聞こえずとも
色々な音が聞き取れます。
以前、隣に住んでいた大学生が、
ジリジリジリィ〜!
と、けたたましい音をあげるベルタイプの
目覚ましを使っており、
私の目覚まし時間と同じタイミングで鳴るので、
隣の目覚まし音で起きるのが
習慣となってしまったのです。
が、私が数日旅行に行っている間に、
隣の人は引越ししていて‥‥。
それを知らなかった私は、
自分で目覚ましをセットしておらず。
思いっきり寝坊して、
午後からフレックス出勤した事があります。
目覚まし時計の使い方を
まつがってしまいました。
(腹時計は正確な女)
高3で上京した受験会場でのこと。
教室の席も受験生で埋まり、
試験開始も間もなくになって、
前の席でやおら立ち上がり
あわてて出て行った女子学生が!
何事かと思ったら、
隣にも学校があり
そちらの受験生だったようでした。
他人事ながら大丈夫かな
ガンバレ! と祈ってしまいました。
(春よ来い)
注文したピザを受け取りにピザ屋に行きました。
クリスマスだったので店内はものすごい忙しさ、
こちらの用件もなかなか聞いてもらえません。
受け取りにきた人たちは
だいぶイライラしていました。
そこに新たなお客さんが。
「○時に注文してた○○ですが‥‥」
(しばらく待たせて)「△△様ですか?」
「いえ、違います。○○です」(少しイライラ)
(しばらく待たせて伝票を持ってきて)
「こちらの△△様ではないですか?」
「いえ違います!」(かなりお怒り)
そしてしばらくして突然、
「‥‥あの、すみません。
 このお店じゃなかったみたいです」

そのお客さんは注文したお店と
違う店に取りにきたようでした。
そしてバツが悪そうに帰っていきました。
(ぴよぴよ)
祖母が宅配屋さんに、
「おつりの200円は、いいです」
と言っているのをカッコイイと思った母は、
職場に宅配屋が来たとき
1200円の支払いを
「200円は、いいです」
と言いながら1000円渡したそうだ。
(Tama424)
そういったものでよろしければ、
わたくしにも若干の経験がございましてよ?
などと感じたセレブなあなたは即投稿!
いえ、セレブであるかどうかは無関係です。
身に覚えのある方は、
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「まつがった」エピソードを簡潔に書き、
深く思い悩むことなく気軽に送信してください。
明日も「まつがい」の特集ですよー。

イラスト:しりあがり寿


2007-03-10-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN