さあさあ、年末の
慌ただしいさなかではありますが、
週末恒例の「まつがい」特集ですよ。
今日は、起き抜けの「まつがい」ばかりを
たくさん集めてみました。
題して、「寝ぼけ劇場」。
いろんな人が、夢うつつで
いろんなことをやらかしてます。
最後まで、どうぞお楽しみくださいませー。
今朝、目覚まし時計
(上部を押して止めるタイプ)を
止めようと、
懸命に何度も押しているのに
音が鳴り止まない。
眠い目をうっすら開けて見てみると、
目覚ましだと思って
一生懸命押していたのは、
私のとなりに仰向けに転がっていた
スヌーピーの鼻だった。
(スヌーピーは心なしか
 不機嫌そうでした)
ある夏の日の夜、暑くて起きてしまいました。
何時かなぁと思って、
枕元の携帯に手を伸ばし、
時間を見たら4時でした。
まだだいぶ寝れるぞ、やった!
それにしても暑いなぁ、
クーラーつけようと思って
リモコンのスイッチを入れたのですが、
何回やってもつきません。
おかしいなぁと思って
電気をつけて見てみたら、
私の持っていたものは携帯でした。
(どおりでボタンが固かった)
今日は目覚ましの音がうるさいな〜
と思って、いくら止めても止まらず、
あれ? と思ったら
ヒグラシの鳴き声だった。
「カナカナカナカナ」という
夏の早朝のさわやかな声を
電子音と聞きまつがった自分に驚きです。
(目覚まし止めたのでその日は遅刻)
さっき、自分の横でドスンと
何かが落ちる音で目が覚めました。
「なんだ、なんだ!?」
と眠たい目をこすりながら
音の原因を探しても、
自分の体以外に何も見つからなかった。
それもそのはず。音の原因は、
不自然な格好で寝ていたために
しびれて感覚をなくしていた
自分の右手だったのだから。
(何デ上カラ落チタノカシラ?)
中学時代、部活から帰ると
夕食まで毎日爆睡していた私。
兄が起こしに来て
「ごはんだよ」と声をかけたら
「そんなスイカのタネみたいなこと
 言わないでよ!」
とキレて
また眠りについたそうです。
我が家では伝説となっております。
(なぼちん)
高校生の頃の寝ぼけです。
朝に弱い私は、
目覚まし時計で起きることができず
毎日母に起こしてもらっていました。
ある日お弁当の夢を見ていた私は、
いつものように起こしに来た母が
「早く起きなさい!」
と言ったのに対して、
「里芋入れんといて!」
と叫びました。
母は「はぁ?」と言ったあと、
朝ごはんの間じゅう笑っていました。
(楽観者)
ある日、私が学校へ行くと
友達が数人深刻な顔で走り寄ってきて
「どこ行ってたの?
 彼氏が青い顔して探しまわってるよ」
私はポカーン。
なんでも私がなかなか来ないので、
彼氏が家に電話したところ、妹が
「姉は昨夜から帰っていません」
と答えたらしい。
なんでなんで?
私はさっき自宅から出てきたのに!
どうやら寝ぼけた妹が
夢の続きを答えたらしい。
携帯がまだ普及していないころの
お話でした。
(ランチ)
朝、夢を見ていました。
テストが近かったからでしょうか。
中和の「塩」と再結晶の「食塩」が
結晶なのか物質の名前なのかを考える
という、
なんともめんどくさくて現実味のある夢。
そこまでならば、まだいいのです。
ふと目が覚めて気がつくと、
布団の中で本気で考えている自分がいました。
約30分も! その間に勉強しろよ。
(ちなみにテスト範囲外)
先日、テレビに黄色い着物を着た
林家木久蔵さんが出ていました。
そしてその日の夜、時代劇の夢を見ました。
誰かに「黄色! 黄色!」と
何回も何回も注意された
ところで
はっと目が覚め、気が付きました。
「おきろ! おきろ!」
という目覚まし時計の音だということを‥‥。
(いや〜んばか〜ん)
どのような「まつがい」であれ、
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イラスト:しりあがり寿


2006-12-23-SAT
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN