その1031
だって、そういうふうに
聞こえちゃったんだからしかたないじゃん。
そうです、今日は「聞きまつがい」特集。
いつもおもしろいので、
こういう言い方はちょっとナンですけれども、
今日の「聞きまつがい」は
いつもに増して名作ぞろいですよ。
どうぞ最後までじっくりお楽しみくださいませ。
だって、そういうふうに
聞こえちゃったんだから
しかたないじゃないですか。
ラジオから、微妙に聞きづらい音量で
「数パーセント」
と何度も何度も。
数パーセントの事なのに
随分盛り上がっている様子なので
一体何が数パーセントなの?
と思い、音量を大きくしてみたら
「スーパー銭湯」の話題でした。
(kerochang)
夕方6時ごろNHKのニュースを
見てた時のことです。
冷蔵庫へ牛乳を取りに行こうと
立った時テレビから
「最後に
 明日のヤマダ電機です」
と聞こえビックリして
テレビの方を見てみたら
「山の天気」でした。
(フンコロガシタイ)
母が
ロドリゲス温泉に行く」
と言い出した。どこの外国かと思ったら
「のぼりべつ温泉」であった。
近くてよかった。
(みかん)
テレビで、女性タレントが言いました。
「私、今度
 カッパ時計に行くんですよ!」
‥‥カッパ時計?
カッパドキア、でした。
(早口で言われると激似です、
 皆さんお試し下さい)
テレビの『うたばん』で
司会者、SMAP中居くんの
「今日のゲスト、
 トウモロコシくんで〜す」
と言う声が聞こえた。
ん? と思い画面を見ると
そこには、キンキキッズの
「堂本光一」くんが‥‥
(め)
子供が絵のコンクールで入賞。
表彰式に行ってきました。
司会者
「さて、次の○○賞は、
 オダギリジョーから
 授与されます」
主人と顔を見合わせ
今、オダギリジョーって言わなかった?
と聞くと主人もそう聞こえたよう。
でも「小田理事長」の
聞きまつがいでした。
オダギリジョーにも会いたかった。
(あっちい)
仕事中に聞きまつがってしまいました。
私好みのお客さまが近づいてきて、
「どこかで
 お会いしませんでした?」
と、私に一言。
満面の笑みを絶やさず
必死に思い出そうとする私に、
お客さまはゆっくりと、
ドッグタグありませんか?」
と。
そうよね、そうよね、
あんな男前を
私が忘れるはずないもんね。
(わたしもいぬになりたい)
ちょっと広いスペースの
倉庫に勤めています。
先日男性社員が倉庫の奥の方に向かって
「セバスチャ〜ン!」
と呼ぶので、
女性スタッフどうし顔を見合わせて、
「え? セバスチャンって誰?」
「新しく外人さんが入ったのかな?」
などとウワサしていると、奥の方から
「すえまつさん」という
純日本人が出て来ました。
もちろん、次の日から
末松さんは女性スタッフのあいだで
「セバスチャン」と呼ばれていますが、
本人はまったく知りません。
(まさよ)
僕が5歳の頃、
イトコの家に遊びに行って
2つ上の兄さんと
お絵描きをしていました。
「ねぇ、兄ちゃん、気球描いて!」
「うん、気球かあ、
 ちょっと難しいけど、いいぞぉ」
と、兄さんが描きはじめたのは
地球でした。
「ここが日本だぞ」と一所懸命に
難しい地球を描いている兄さんを見て
5歳ながらまつがいを指摘するのが
はばかられ「うんうん」と答えました。
(チキチキマシンも
 うまく言えなかった)
仕事中、向かいの後輩がふと顔をあげて
「先輩、愛してます?」
「‥‥は?」
誰を? と聞き返す前に
「あれ知ってます?」の
聞きまつがいだと気づいてよかった。
(エスカルゴ)
いやあ、いいなあ。
「聞きまつがい」のいいところは
ほとんどが、その人の中で完結していて、
こうして投稿していただけなければ
絶対に世の中に出なかったであろう、
というところだと思うんです。
なんかこう、投稿していただいたことによって
人知れず埋もれる運命にあったお宝を
偶然に掘り出すことができたような、
そういう喜びを感じません?
さて、「聞きまつがい」にかぎらず
すべての「まつがい」を募集しています。
下の「投稿する」ボタンをクリックして
ぜひ、よろしくお願いします!

イラスト:しりあがり寿


2006-12-11-MON
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© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN