ほぼ日刊イトイ新聞 - 『言いまつがい』

	私の父のまつがいです。日曜日の昼ごはんにインスタントラーメンを食べていた彼は食べ終わった後、何を思ったか残したスープをゴミ箱にジャーッ！母に怒鳴りつけられシュンとして後始末をしている彼の背中が寂しそうでした。（クロは元気ですか？）
	私は昔はらりと落ちてきた髪の毛をつまむつもりで手に止まったハエをつまんだことがあります。手元を見ずにつまんだので、気づいた時は絶叫してしまいました。（ある意味器用？）
	寝癖を直そうとして、スプレーかけました。自分をファブリーズしてました。（yam）
	小学校５年生の時、自宅マンションの違う棟に間違えて上ってしまい、その棟には片側にしか家がなく、自分の家の玄関があるべき場所には白い壁が。なにが起きたのかわからず、泣きそうになってひたすら壁をたたいていたことが‥‥。（もも）
	会社で和式のトイレを使い、立ち上がり、流した時に、制服のベストの左のポケットからタバコがぽとり。便器のすれすれの所で、セーフ！　と思って拾おうとした瞬間、右のポケットから携帯がじゃぼん！　と流れる水の中に！きゃぁ～！　と叫びながらもとっさに便器に腕を突っ込んでいました。が、手遅れでした。その後、トイレも詰まらせてしまい、ご迷惑をお掛けしました‥‥。（ダメ社員）
	昼休み後、ものすごい睡魔に襲われ名前を呼ばれても聞こえないくらい。どうしようもないので席を立ちトイレに行きました。個室に入って気付いたのは自分の手にはハンカチとお弁当箱。ビックリ。それでも目が覚めずに 15分居眠りしました。（派遣社員Ａ子）
	急ぎの用件で、お客さんに電話をしようとアドレス帳を必死に探しているうちにその人の名前を忘れてしまった。空しさをのりこえ、同僚から教えてもらって電話をかけた。長い呼び出し音が鳴っているうちに後輩が辞書を借りに来たので引き出しを開け、貸してあげたが、その瞬間にまた名前を忘れた。仕方ないので、電話にでたお客さんにたずねた。「どちらさまでしょうか？」後ろで後輩が吹きだした。（ひぐらし）
	今私が住んでいる家のキッチンの水栓はレバーを下から上にあげると水が出て、下げると水が止まります。実家の水栓はその逆。下げると水が出て、あげると止まります。実家でお皿を洗っていて、水ハネしないようにと、ちょろ出しで洗っていたのですが、洗い終わって水を止めようとレバーをうっかりいつもの調子で下げてしまいました。その途端、水がブワシャーとお皿に跳ね返って私もキッチンも水浸し。たしかに私もうっかりしてたけど、どうして実家の水道の水圧はあんなに高いのか。（もこ）
	友人のよっちゃんは、旅先の雰囲気にのまれ、いつも変なものを買ってしまいます。わたしたちが、いくら「よく考えてから買いなよ」と言っても無駄です。中国に行ったときも、茶碗にそれぞれ十二支の模様が入った茶器セットに興味津々。 12人もお客さんが来ることなんかないんだからと止めても、とうとう買ってしまいました。ホテルに戻り、荷物整理をしていたよっちゃんが小さな叫び声を上げたので、行ってみると、泣きそうな顔で「鳥が２個入ってる‥‥」ね・うし・とら‥‥と並べてみて、足りないのが猿だとわかりました。お気の毒。（ちぇ）
	よっぽど疲れていたのかひどい有様です。まつがいの集大成みたいなことをやらかしました。朝、携帯の目覚ましアラームをとめるべく、テレビのリモコンを握ること数回。アラームが止まらない事に違和感を覚えつつ、なぜテレビがつくのかわからなくて困惑すること数分。シャワーを浴びようとしたはずなのに、気が付いたら冷蔵庫を開けて、冷蔵庫からの冷気を浴びながら、何をしようとしていたのか思い出せないこと数分。手に握っている着替えをぼんやりと見つめること数分、本来の目的を思い出すまで数分。その間、冷蔵庫から冷気流れっぱなし。シャンプーしようとしてリンスを出し、シャンプーをしたのに、またシャンプーを出す。歯を磨くとき、歯磨き粉の代わりにヘアームースを出しそうになり、髪を整えるときは、お約束のようにヘアームースの代わりに、歯磨き粉を出しそうになる。携帯の代わりにテレビのリモコンをかばんに入れ、テレビのリモコンを探すこと数分。玄関でかばんを見たら、テレビのリモコンが入っていてぎょっとする。携帯はおとなしくテーブルの上で待ってた。（tabasa）
	私の友人の結婚式での話です。新郎新婦ともども大学時代のサークルの同期メンバーで、私たちは結婚式の出し物としてクイズをやりました。司会者「初めて夜を過ごした場所は？」と意味深な質問を出したところ、新婦「西船橋の○○○ホテル」と、しらっと答えて会場が静まりました。「大学１年のサークルの夏合宿」と答えを用意していたのですが‥‥。