新着「言いまつがい」〜その530〜
すべての子どもたちは、ひとりずつひとつ、 かけがえのない 美しい名前を持っているのです。 ところが、その燃える命ともいえる名前が、 しばしば「まつがわれて」しまうわけです。 さあ、行ってみましょう、 「言いまつがい名前特集」! あなたにもきっと、 一度や二度、経験があるはず。 最後までのんびりとおたのしみください。
叔母の名はカズ子。 その昔まだ叔母が若かった頃、 職場の名簿に載っていた 自分の名を見ると ガス子になっていた。 点々が移動したらしい。 (サト)
私の知人に 「日鼻」と書いて 「くさはな」と読む人がいますが、 「ひばなさん」 と読まれるのはよくあることで、 以前「目鼻さん」と 呼ばれたこともあったそうです。 (二つ目小僧)
自分の名前である 「典子」の漢字を説明しようとして、 「辞典の典に、子供の子でのりこです」 と電話で言ったところ、 後日、その相手からこんな封筒が。 「○○転子様」 私は地球か。 ってか「転」て「のり」とは読めないし。 (自転)
私が中学生のころなのですが、 惣一郎という友人がいまして 模擬試験の時に、 「俺の名前が違うよ」と怒っていました。 それを見るとなんとそこには 「葱一郎」と。 フリガナもご丁寧にネギイチロウと。 腹を抱えて笑ったことを思い出しました。 (としっクマ)
とある受付での事です。 従業員「お名前は?」 私「ヤマシタです」 従業員「ハマシタ様ですね」 私「いえ、ヤマシタです。」 従業員「はい、ではあちらに 座ってお待ちください」 ‥‥そして数分後。 従業員「3時半から予約の カマシタ様。 カマシタさまぁ〜」 私「?!‥‥やましたですけど。」 簡単な苗字なのに、 こんなにまつがわれたのは初めてです。 (Vogel)
今日の飲み会に来るかどうか 聞こうと思って、 本名が「あもん」さんという人に 電話したつもりが、 あだ名が 「あもん」さんという 「宮本」君に電話をかけてしまいました。 それを知らずに、私は 「今日、飲み会来る?」 と、聞いたのですが、むこうは 「あぁ、ちょっと用事があるんだ〜」 その声で自分のまつがいに 気づいたのですが、ちょうどいい具合に、 宮本君は、週末に飲まないかと 誘っていた人でした。 てんぱっちゃいましたが、なんとか 「えーそうなんだー」 と話をあわせて乗り切りました。 (つるおか)
どのような「言いまつがい」であろうと、 私たちは広くそれらを受け入れます。 さあ、勇気を出して投稿を。 メモとペンのご用意はいいですか? いえいえ、メモとペンは必要ありません。 下の「投稿する」ボタンをクリックすれば、 あとは両手の作業のみで事足ります。 なにしろお気軽にどうぞ。 「言いまつがい」の文庫本は 新潮社からけっこうな勢いで発売中です。