その2802
えっ、うそっ、もう10月も半ば?
ってことは、あとちょっとで11月?
つまり、今年ももう終わりってこと?
うっそ、はやいよ、まじかよ、
あああ、じゃあ、もう、どうしようかな、
などと、無闇に慌てることなかれ。
元祖「言いまつがい」でも読んで、
どうぞ、リラックスしてください。
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幼少の頃のある夏、近所のお家の玄関に
見事な朝顔が咲いていました。
あまりにも立派なので、
お花に顔を近付けて見ていると、
葉の裏からひょっこり、でっかい毛虫が!
あまりにもビックリして口をついて出た言葉は、
「けしごむ!!」
毛虫! と叫ぼうとして
なぜか文具の名前を叫んでいました。
そして、今年の夏、いい大人になったはずの私は、
キッチンで遭遇した大きなゴキブリを見て、
こう叫んでいました。
「きゃー! 
プルコギ!!!
両方惜しいようで全然惜しくありません。
(みずの)

会社の昼休み、
もうすぐ母親になるKさんが
自分の親はカタカナに弱いって話を
散々した後、こう言った。
「そう言えば、助手席に
 
ベートーベンを乗せて走ってる人が
 いたんですよー」
よーく聞いたらドーベルマンだった‥‥。
あんたも弱いがな。
(アンコ椿四十郎)

上司から確認を求められたとき、
勢いよく
「そいっ!」
言いまつがいました。
「そうです」と「はい」が混ざったのですが、
なぜか言ったあと 清々しさが残りました。
(sun)

とある居酒屋さんで、
注文した「だし巻玉子」がきました。
店員さんが
「ご注文のだし巻玉子です。
 あっ! すみません。
 
ひとつ食べてしまいました
「えっ〜! 食べてしまいました??」
と僕ら。
「いえいえ、ひとつ倒れてしまいました。
 すみません」と繰り返す店員さん。
倒れてることくらい気にしませんよ。
食べられることに比べれば‥‥。
(りくっち)

高校の現代国語の授業で‥‥。
先生「えー、この『ギュウヒ』という
   お菓子を知っていますか?
   みんな若いからまだ知らんだろうなー。
   ちょっと
ミミブタを触ってごらん。
   このミミブタくらいの
   やわらかさのお菓子なんじゃ」
生徒「先生、ミミブタは持っていません」
先生「人間誰でもミミブタは持っとるだろう!
   ミミブタも知らんのか!!」
四十数年間、言いまつがっている現役国語教師に
生徒たちが不安を感じたのは
言うまでもない‥‥。
(たね子)

入社して間もない頃、
「AはアメリカのA」と
説明するのを聞いて見習おうと思い、
電話で途中まではうまくいったのですが
Qを説明しようとして思い浮かばず
「オバQのQです」
と言いまつがいました。
(今なら言えるよ、クイーンのQ)
はははは、と笑ったあとは、
ほらほら、あなたの「言いまつがい」も
ここに加えちゃいましょうよ。
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡潔に書いて、
だいたいできたなと思ったところで
送信ボタンを押してメールしてください。
あれこれ悩まず、どうぞお気軽に。

イラスト:しりあがり寿
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2011-10-17
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN