ほぼ日刊イトイ新聞 - 言いまつがい

その2784

もうね、びっくりするんですけどね、
事実だから言っちゃいますよ。
あのね、驚くべきことにね、
今年ももう終わっちゃいますよ！
だって、９月が終わったら10月ですからね。
ってことはあと３ヵ月ですよ。
そのうち最後の12月はもう、
ほんとにあっという間ですから、
実質２ヵ月ですよ。ねぇ。びっくり。
はーーー。とかため息ついてないで、
元祖「言いまつがい」でもお読みください。
最後まで、どうぞ、ごゆっくり。

ラジオで、天気予報をを聴いていたら、
アナウンサー氏、
「ちばらきけんは‥‥」
と、堂々と言い放ちました。
これで２回目です。
（千葉県民）

サークル仲間だったＫ君が、
思うところあって
サークルを辞めることにした時のこと。
同期が、辞めてどうするんや、と聞いたら、
ここぞとばかり恰好をつけてタバコをふかし、
「俺は、着の身着のまま、
　生きていくんや」
と決め台詞を吐きました。
気の向くままに生きればいいけど、
着替えはしなよ～。
（岩）

ご近所の家をのぞいた息子、
「あそこの犬、
　家、買ったのかなぁ」
とつぶやきました。
「は？」
正しくは、
「あそこの家、犬、飼ったのかなぁ」ですね。
（みつ）

友人が本屋で。
「ブンカンのシンコ！」
と言いまつがいました。
‥‥「文庫の新刊ね」
と、言いたいことは
普通にわかった自分でした。
（ふじたろう）

母が人間ドックに行ってきた。
どうやらイイ年して
視力が上がっていたらしい。
よほどうれしかったのか、
帰ってくるなり一言。
「帰りの電車の中で
　つり革の字がよく見えるのよー！」
惜しい、中吊りだ。
（メグスリの木）

大学生になり、初めての定期試験。
テストが始まる直前になり、
緊張の走る教室内。監督の先生が言った。
「隣の、空いているイスの上に荷物を置くと
　不正行為とみなされますので、
　荷物は床の下に置いてください」
少し間があいて、生徒の笑いや
「無理やろ」とツッコミが入りました。
教室内の緊張はほぐれました。
（大）

今日、銀座線渋谷駅の
券売機前で目撃したのですが、
おじさんが自分のPASMOに
チャージをしたいらしいのですが
どうすればよいのかわからないようです。
そこでおじさん、
大きな声で駅員さんに言いました。
「ASIMOにね、
　お金を入れたいんだけどね、
　このASIMOがね‥‥」とASIMOを連発。
おじさんの言いまつがいを決して訂正せず
真顔で対応する駅員さんは
とても立派だと思いました。
（青山一丁目に行くのかな？）

子供が高熱にうなされている姿を
見た旦那が心配そうに一言。
「なにか、たわごと言ってるよ」
それを言うなら、うわごとでしょ。
（弱り目に戯言）

あなたの「言いまつがい」を
誰かが欲しているのです。
「投稿する」ボタンをクリックし、
愉快な出来事をだいたいの感じで書いて、
仕上がりを過度に気にすることなく、
口笛でモーツァルトでも吹きながら
送信ボタンを押してください。
どちらさまもお気軽にご参加くださいね。

イラスト：しりあがり寿

2011-09-29

HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN