その2751
キミよ、「まつがい」を悔やむな。
日々、「まつがい」ながら、
私たちは生きているのだ。
その連なりが人類の歩みだとしたら
歴史は「まつがい」の集積である。
だから、キミよ、「まつがい」を恥じるな。
そしてそれらの「まつがい」を
ちょいちょい笑い飛ばそう。
週末恒例の「まつがい」特集です。
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いつものように自動改札機に定期を入れ、
通過しようとした途端、
警告音とともに、ゲートに閉じ込められました。
定期券は昨日買ったばかりで、
期限切れのはずはなく、
駅員さんを探そうと、
振向いた私の視界に入って来たものは、
私と同じゲートに仲良く入っている、
見知らぬおじさま。
原因はなんと、私の直後に改札機に入れた、
彼の切符の料金不足
電車通勤歴ン十年、
改札機のゲートに挟まれたことも、
一度や二度では有りませんが、
こんなとばっちりを食ったのは初めてです。
自分のまつがいで一人挟まれるより、
自分は悪くないのに、二人で挟まれるほうが、
数倍恥ずかしいものだと知りました。
(コトコ)

今朝、お茶を飲もうとコップを見たら、
昨日の飲みかけのお茶の中に、
腕時計が。
アクセサリーいれと、まつがえちゃいました。
(しろくま)

自分もお客なのに
「いらっしゃいませ」と言ってしまう、
という「まつがい」がありますよね。
私は調剤薬局で薬待ちをしている時、
業者さんが来ると
「お世話になります」
立ち上がりそうになります。
以前、それに近い仕事してたもんで。
(とろろ)

バス停でバスを待っていたら、
肩をたたかれたので、
振り返ったら地図を持った女性が。
「道を聞きたいのね」と思い、
イヤホンをはずして
「どこに行きたいんですか?」と尋ねるも、
相手の声が聞こえにくい。
それどころか自分の声も聞こえにくい。
「あれ?」と思って耳に手をあると
イヤホンしたまま!
さっきはずしたのは、
マスクだったのでした。
(葉っぱらっぱ)

とある銀行で両替をお願いしました。
3万円持って行って、千円札30枚に。
しばらく待って、呼ばれてカウンターへ。
「30枚ですね、ご確認ください」
確認のために数え、かぞ‥‥
しかし、5枚ぐらい数えたところで
何かがおかしいような気がしました。
ちょっと色が茶色い? 
素知らぬ振りをして数えながら
頭の中によからぬ考えが浮かびます。
もう何枚あるかなんてわかりません。
だって、僕が数えているのは
間違いなく
福澤さんの顔
印刷されているものなのですから。
くれるのかな、いいのかな?(いいわけがない)
良心の呵責に絶えかねてついに
「あの‥‥もしかするとこれ、
 間違ってませんか?」
とささやいてしまいました。
気が付いた行員さんのうろたえぶりで、
更に良心が痛んだ出来事でした。
(教えなかった方が良かったのかな)

近頃すっかりケータイに慣れ親しんで、
スケジュールもバッチリ登録してる私。
先日友達からの電話でお出かけに誘われたので、
「ちょっと待ってね、
 ケータイのスケジュールを
 チェックするから!」と‥‥
ケータイ、ケータイ、あれ? どこ行った?
‥‥今、友達としゃべってるのが、
探し求めたケータイでございました。
(みっちゃん)
あなたもこういう経験があったなら、
どう書こうかと考えるまえに、
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書くことは、書きながら考えればいいんです。
思い出深いそのエピソード、
どうぞ、知り合いに話すみたいにして
つらつらっと書いてメールしてください。
どうぞ、お気軽にご参加くださいませー。

イラスト:しりあがり寿
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2011-08-27
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN