その2590
「もしもし、○○さんのお宅ですか」
「いいえ、違いますよ」
「失礼しました」「いいえ」
ガチャン、ツーツーツー。
これがいわゆる、間違い電話ですが、
今回お届けする「まつがい電話」は
そういったものとは、ひと味違います。
ずばり、もっと、ドラマティック!
いや、そんなでもないかもしれませんが、
けっこう、ユニークですよ。
どうぞ、最後まで、ごゆっくり。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
会社の電話には社員の携帯が
短縮番号で入ってます。
営業の島ちゃんは、短縮の110番です。
いつも短縮を押すのを忘れて
110番に電話してしまい、
「緊急ですか?」と聞かれてしまいます。
ちなみに社長は119番です。
(総務の真理ちゃん早く番号変えて下さい)

仕事中、ある会社の電話番号を調べたくて、
104にかけたところ‥‥。
「はい、○○です」
内線番号104の上司の席にかけていました。
同僚は、内線番号117にかけたところ、
時報が流れたそうです。
(あちゃ)

うちの夫の事ですが。
前から、松田さんというおじいさんから
よく間違い電話がかかってくるって
言ってたんですよ。
しかも、奥さんにかけるつもりで。
電話番号確認したら、
ほんとに夫の携帯番号で、
それは僕の番号だから、奥さんの番号が
何番か確認してくださいっていう話をして、
向こうも恐縮していたらしいんだけど、
またかかってくる。
いっそのこと、その人の番号、
拒否しなよって言ってるのに、
なぜか夫はそのまんま。
昨日も、家に着くなり留守電チェックして、
「あ、また松田さんだ」
「夜ご飯よろしくって言ってるよ」
いいかげん、まつがい電話に
付き合ってあげるほうが、
不親切な気がしてきた‥‥。
松田さん、夜ご飯にありつけたのかな?
(ハナ)

仕事柄、外国人とも
英語で会話することがあります。
しかし受話器を取る前に
日本人か外国人かがわかるわけではなく、
相手の第一声に合わせて
日本語から英語に切り替えるのですが、
この間やってしまった大失敗。
電話口相手の第一声が元気よく
「ハーイ!!」だったため、
こちらも元気よく
「ハロー!」と返しました。
すると、「あ、あの‥‥○○ですけど‥‥」と
まったく別人のような声で日本語が。
「ええっ!?」となりつつも何とか取り繕い、
謝って応対を始めたのですが、
顔が熱くなり声もかすれ、変な汗も出る始末。
するとまた、「アーイ!」と元気な声が。
よく聞いてみればすぐわかりました。
赤ちゃんの声です。
電話口のすぐ近くにいるらしく、
元気な声が聞こえていたのです。
思わず噴き出しかけましたが、
なんとか冷静に応対することができました。
それにしても電話口第一声が赤ちゃんだなんて!
同僚や先輩は大爆笑していましたが、
こっちはヒヤヒヤドキドキでした。
(イクラちゃん)

むかし、私が中学生だったころ、
家の電話に出るのはもっぱら私の役目でした。
ある日、電話がかかってきたので、
受話器を取り上げ
私 「はい、神様です」
相手「‥‥ええ!?」
私 「ちがいます、すいません!
   ○○です!」
相手の方は、非常に驚いていましたが、
私も負けず劣らずビックリ。
そして、月日はながれ、2年後のある日。
何気なく応対に出た電話に
「はい、神様です」と
またしても言い放った私。
なんとその時の相手も2年前と同じ方!
「○○さんですよね?」
と和やかに訂正して頂きました。
今でもなんだったんだ、
と首を傾げる出来事です。
(天国への直通電話?)


弟が幼少の頃、
母がトイレに入っている時に電話が鳴り、
弟がとったんだそうです。
たぶん「おかあさんは?」と
聞かれたんだと思いますが、弟は
「おかあさん今ウンコしてます」と‥‥。
母がトイレを飛び出した時には
すでに電話は切れており、
いったい誰からの電話で、
誰に対してウンコ宣言をしたのか、
30年近くたった今でも母は
弟の応対まつがいを気にしています。
(えこ)
どのような「まつがい」でも
私たちは広くそれを募集しています。
あれこれ悩むより、気軽に投稿!
「投稿する」ボタンをクリックして、
記憶に残るその愉快なエピソードを
だいたいの感じで書いて
送信ボタンを押してください。
やってみると、意外に簡単ですよ。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト:しりあがり寿
言いまつがいを投稿する
はじめて投稿するかたへ
次へ
2011-03-19
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN