その2516

専門的なことはわかりませんが、
いま、世界中を、ものすごい数の
メールが行き来していることは
まちがいのないことだと思います。
これだけの数のメールが行き交えば、
そりゃ、「まつがい」だってあるでしょう。
「まつがった」文面が修正されないまま、
先方へ届いてしまったメール。
それを私たちは「誤メール」を呼びます。
あなたも、受け取ったことがあるでしょう?
たとえば、ほら、こういうメールです。

「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
依頼を受けた文書を
自宅のパソコンで
作成する仕事をしている私は、
会社とはメールで
やりとりすることが多いのですが、
先日のメールの冒頭。
「いつもお世話になっています。」
と書いたつもりが、
「いつも世話になっています。」
になってました。態度がデカイ‥‥。
(ぬ〜)

仕事中、同業他社にメールを打ったところ、
「‥‥俺に恋してた?」という返信が。
ぬ! と思って、送った自分のメールを
スクロールしてみたらば、そこには
「大変失恋いたしました」の文字が‥‥。
(したのは、失恋じゃなくて失礼。)

お買い物に行った時の母とのメール。
「○○いくつ買う?」
返ってきた返事は「ふとつ。」
「ふとつ?」
ひとつかふたつかどっちなんだ。
(結局電話した)

友人とのメールで、
「待ってます!」と送ったところ、
「鯛や平目ではないんだね(笑)」
という返信が。
送信ボックスを確認すると、
「舞って鱒!」
とまつがっていました。
いい友達です。
(あさぴょん)

ある友達からのメールに、
「大丈夫だよっだよ」
と書いてありました。
(らっく)

「藤岡さん」という方から仕事のメールが。
一通り用件が書かれた後、最後に
「よろしくお願いします。
 ○○課 富士男以下
となっていました。
「富士男」って‥‥「以下」って‥‥。
(ふじこ)

妹と待ち合わせをしていたが
電車の事故で遅れそうになった。
何時ごろ待ち合わせ場所に
着けそうかをメールで送信。
すぐに妹から返信が来たのを見たら
「吐かれてもこまるんだけど」って。
??? となって送信したメールを見たら
「電車が遅れてる。
 11時半げろに着くと思う。」と。
せっかくのランチが
微妙な雰囲気になりそうだった。
(11時半ごろ)

佐々木君は同僚のなかでも
かっこいいと評判の人物。
私もひそかに狙っていました。
そんなある日、クライアント先に
アポイントのメールを送ったときのこと。
「私と佐々木がお伺いいたします」
と書くべきところ、
私の佐々木がお伺いいたします」
と書いて送信‥‥。
たった一文字で胸の内を
さらけ出してしまいました。
(これで公認の中!?)

主人の祖父はメールをします。
叔母(祖父の娘)が祖父に、
「今晩、うちにご飯食べに来る?」
とメールを送ったら、
2週間後「はい、行く」
返事があったそうです。
(それからは電話で聞くことにしたらしい)

母から送られてくるメール。
「じゃあ」となるべきところが
いつも「じぁ」になっています。
意味はわかるので、あえて指摘せずにいます。
(てび)
「誤メール」「言いまつがい」
その他、いろんな「まつがい」を
いつでも私たちは募集していますよ。
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましをカンタンに書いて
あれこれ悩むことなく、
ひょいと送信ボタンを押してください。
いつもご投稿いただいているみなさま、
どうも、ありがとうございますー。

イラスト:しりあがり寿
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2011-01-04
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN