その2256
ああ、どうも、どうも、
今日もいらっしゃってくださいましたね。
はいはい、いつもの席へどうぞ。
いつものメニューでいいですか?
はい、じゃあ、いつもどおりで。
いつもいつもすいませんねー。
あいかわらずですか? 
ああ、あいかわらずですか。
今日も今日とてのんびりと、
元祖「言いまつがい」でお楽しみください。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
大きい箱の中に
小さな箱を入れて片づけていた私。
それを見ていた夫が、
「あれやね、
 パラドックスみたいだね」と。
「‥‥マトリョーシカのこと?」
何ひとつ合ってはいません。
そばでやりとりを聞いていた友人は、
「あれがマトリョーシカとわかるなんて、
 夫婦ってすごいね」と感心していました。
(ぴよぴよ)

会社で雑談中、
旅行の話になったときのこと。
「私、岩手に
 ちゃんこそば食べに
 行きたいんですよー」
「‥‥どんだけ食う気?」
わんこそばの言いまつがい。
(まる)

先日、兄の結婚式がありました。
式は厳かに進み、両家親族紹介へ。
独特な緊張感が走る中、
うちの父が私の姉のことを
「新郎の弟になります」と紹介し、
兄嫁の父がおばあさまのことを
祖父になります」と紹介しました。
私と姉は震える肩を押さえるのに必死でした。
(M)

某ファーストフード店で
バイトしていたときの事です。
中年のおじさんが元気よく
フィッシングバーガー、1つ」。
魚のバーガーはあるけど、
釣りのバーガーはないなぁ。
(むっち)

姪っ子が二十歳になり
うちの母(ばあちゃん)が
お祝いに何か買ってあげるとのこと。
「何がいい? 何でもいいわよ〜
 アクセサリーなんかいいわね〜
 ほらっ、あれは?
 ええっと‥‥あっ、
 ティ、ティ、ティファール!
‥‥フライパンは重いよ。
(りんごちゃん)

日曜日の朝のことでした。
母「あの、ノーベル平和賞取った
  シスターの名前って何だっけ?」
父「マザー‥‥えっと」
母「そうそう!
  マザー‥‥何だっけ?」
父「マザー‥‥マザー‥‥、
  マングース!
マザーじゃなくなっているし!
と、口を挟まずに私は
心の中で突っ込みを入れていました。
母「それは海に生えている木でしょ」
それはマングローブ!
父「そうか‥‥。
  うーん、なんだったかなぁ。
  で、そのマザーなんとかが
  どうかしたのか?」
母「‥‥あら? 何だったかしら?」
一部始終を聞いていた私は、
とりあえず何も言わずにいました。
(寝ぼけた私でもわかる)

先日、母と図書館の話をしているとき、
私は「図書館」を
なぜか「しょこたん」
ギザ言いまつがってしまいました。
(由珠子)
誰かの「言いまつがい」で
ふふふと笑ったら、その出来事をしっかりと
記憶のジップロックに封じ込め、
持ち帰ってささっと投稿してくださいませ。
具体的には「投稿する」ボタンをクリックし、
立ち上がったメールソフトの新規ウインドウに
そのエピソードを簡潔に書き表して
送信ボタンを押せばOKです。
どうぞお気軽にご参加くださいね。
それでは、また明日。

イラスト:しりあがり寿
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2010-04-19
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN