その2016
事実っていうのは小説っていうものよりも
奇妙だったりするよねぇ、
と昔の人は言ったそうですが、
「まつがい電話」に寄せられたメールを読むと
たしかにたしかに、とうなずけますよ。
その展開、きわめてドラマティック。
「まつがい電話」の特集です。
どうぞ、最後までおたのしみください。。
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ちょっと前の事です。
ケータイの着信履歴に、見知らぬ番号が‥‥。
ほっといたら、いつも大体
同じ時間にかかってくることが判明。
私が、お風呂に入っている時間。
特にメッセージもなく、
イヤだなあ‥‥と、思っていたある晩、
とうとうメッセージがはいりました。
「○○さ〜ん。
 店長の△△で〜す。
 一度お電話くださ〜い」
私が察するに、
どうやらキャバクラのおねえちゃんが
無断欠勤してるんじゃないかって事。
店長の声が生々しかったなあ‥‥。
(普通の主婦・ぶひっ)

昨日は父の誕生日。
携帯に電話したらつながらなかったので、
家の留守電に
「パパちゃんおめでとー」と入れました。
帰ってきたら我が家の留守電がピコピコ。
父からの返事と思いきや、
「パパちゃんおめでとー」!!
なんと自分の家に電話していました。
翌日父に再び電話し、
一日遅れた理由を話したら
「僕もこの前、ヤスキ(弟)に怒って、
 ぼけかすってどなったったら、
 ママの携帯やった」
親子って‥‥。
(momo)

私は南国のX県に住んでいるのですが、
なぜかいつも北海道の市外局番から
仕事中に着信がある。
そのうち留守電に「またかけます」とか入ってる。
そしてある日、余計なお世話だと思ったけれど、
北海道の固定電話の方にかけてみたら、びっくり。
札幌のある警察署だった。
「何度もそちらの○○さんという方から
 電話がはいっているのですが、」
といったらその課に取り次いでくれた。
そしたら厚かましいことに、
「あなたはどちらの方ですか」とか
「失礼ですが何をしている方ですか」
とかきかれたので、
なんできかれなきゃいかんのだと思ったけれど、
「X県に住んでいる○○××で
 仕事は公務員です」とこたえたら、
「失礼しました」と
あまり失礼だとは思ってないような、
まだ疑いを持っているような声色で
電話がきれました。
かと思えば間違い電話なのに、
「熊本県の○○と申します。
 間違えて申し訳ありませんでした」と
丁寧に謝罪される方もおられて、
いろいろですねえ。
(怠け者)

四国の実家と、
京都の取引先の電話番号が、
県も違うのに微妙に酷似。
「あ、もしもし、私、私、○○子だけどさー」
「はい、こちら○○でございます」
「あ、あ、かけまちがいました‥‥」
あるいは‥‥。
「○○会社の○○でございます、
 いつもお世話になっております〜」
「ママですけど?」
何度もやった挙句、
出向から本社に戻る際の引継ぎ書の
「取引先連絡先」に実家電話番号を記載。
「ご実家に何度もかけちゃってスミマセン」と、
引継者に謝られました。
謝るのはこちらです‥‥。
母の受け答えに失礼が無かった事を祈りつつ。
(み☆)

それは私が小学生のときのこと、
母と妹と3人で病院へ行った帰り道。
父に迎えに来てもらおうと、
家に公衆電話からTEL。
相手「もしもし」
私 「えぇと、○○(自分の名字)さんの
   お宅ですか?」
相手「はい、そうです」
私 「間違えました、すいません」
切りました。
だって、よそいきの父の声なんて
初めて聞いたから。
はいそうですって言われても
自信なかったんだもん。
あとから母が電話して、
大いに笑われましたけどね。いいの。
(ぴか)

「まつがい電話」にかぎらず、
どのような「まつがい」でも
私たちにメールしてください。
右に赤い「投稿する」ボタンをクリックし、
その愉快な出来事をササッと書いて
メールしてください。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト:しりあがり寿
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2009-08-22
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN