ユラールのTシャツ(le t-shirt d'hurard et de ses amis)
ユラールが着ていたtシャツがとてもよかったので、それを参考にしました。
ほ ぼ 日 T シ ャ ツ 2 0 0 4
ユ ラ ー ル の T シ ャ ツ
*ユラールのTシャツがとても素敵なので、*
*おなじものを作って、みんなで着ることにしました*

ラ ー ル の 世 界 が
ろ が り は じ め て い ま す 。
〜 そ の 1  野 と も こ さ ん 篇 〜



ホボンジュール!
みなさんしばらくぶりです。

さっそくですが、こちらをご覧ください。



朝日新聞別刷り特集「Be Extra BOOKS」
(2004年12月5日)


話題の本を紹介した、朝日新聞の特集なのですが、
バックぜんたいに描かれた、このクリスマスの絵、
なんだか見たことあるような気がしませんか?

ウイ! ウイ! そうなんです。
これを描いたのは、
ユラール・シリーズのイラストでおなじみの、
長野ともこさんなんです!


実はこの絵、ユラールが深く関係しているんです。
こちらをご覧ください。



「ユラールのTシャツ」についてきた小さな絵本
「空を飛んだユラール」のなかの1ページです。
さっきのクリスマスの絵と、雰囲気が似ていますよね?
それもそのはず、あの新聞の絵は、
ユラールの絵本をご覧になったデザイナーのかたの、
「ぜひ、この世界を描いてほしい!」
という希望で、できあがったものなんです。

わあ!
まるで全国のご家庭に、ユラールが宅配されたかのような、
なんともうれしい事件!


どうやらユラールは、長野さんにおともするかたちで、
「ほぼ日」を越えて、世界をひろげつつあるようなんです。

そのあたりのことを、
さきほどご紹介した新聞の特集ぺージの
アートディレクターである細山田光宣さんと、
長野さんにうかがってみました!
※たまたまですが、細山田さんは、
 単行本『智慧の実を食べよう』のブックデザインを
 していただいたかたでもあるんです。
 このへんの、偶然のつながりが、
 またおもしろいですよね。



長野ともこさん(右)と細山田光宣さん(左)

長野 この絵本(「空を飛んだユラール」)は、
小さくてかわいいし、印刷もきれいだし、
糸井さんの原作だし、わたしにとっても、
とてもうれしい作品になりました。
商品をご購入いただいた方にしか
ご覧いただけないのが残念なくらい。

お仕事でお会いする方には、
かならずと言っていいほどご覧いただいてるんですが、
みなさんとても喜んでくださいます。


絵本「空を飛んだユラール」
―― それは、ぼくらもうれしいです!
では、新聞のお仕事も、絵本がきっかけで?
細山田 その前に、「クロワッサン」のムック本の
イラストをお願いしたんですよね。


クロワッサン特別編集「暮らしの形を考える」
(マガジンハウス刊)
長野さんは、実際にある住まいを、
「飛び出す絵本」みたいな仕立てで
描いていらっしゃいます。
家の内側までちゃんと描いてあるんですよ!
―― おお、これもなんだか、
とてもユラールっぽいテイストですね!
長野 このお仕事をさせていただいたのが、
ちょうどユラールの絵本ができあがったころで、
その世界観みたいなものが、
自分のなかに、つよく残っていたんです。


「空を飛んだユラール」の冒頭ページ。
さきほどのイラストと、なんとなく雰囲気が似ていますよね。
―― 新聞のクリスマスの絵では、
ユラールの頭のなかにあるイメージが
空にあふれだして、駆けめぐっているシーンが
もとになっていますね。
細山田 ええ、もうこのままの雰囲気がほしくて、
「これでお願いします」って(笑)
長野 ほとんどおまかせで描かせていただけて、
だから、すごくユラールの世界に近いです。
―― ユラールの世界の特徴ってなんでしょうね?
細山田 やっぱり、フランスとか、
ヨーロッパ的なところかなあ?

ぼく自身、ヨーロッパのものが好きで、
長野さんの絵は、そっちのにおいがして、
いいなぁと思うんですけど、
ご自分でも意識してるんですか?
長野 とくにヨーロッパとか、
外国っぽくしようっていう意識はないんです。
色の感じとかかな?
なんなんでしょうねえ?
細山田 うーん、気がぬけたところとか‥‥(笑)
―― そう! 気がぬけてますよね!(笑)
長野 本人は気を張って描いてるんですが‥‥(笑)
細山田 ほんとに?(笑)
でも、まあ、そこがいいんです。

ぼくは、こういう戦前の吸い取り紙を、
なんとなく集めてるんですけど、
これも力がぬけてて、いい感じですよね。


細山田さんが集めている、ヨーロッパで
戦前に使われていた、インクの吸い取り紙


こういうなんでもない、生活に密着したものが
ちゃんとデザインされている文化って、
いいなと思ってて。
ユラールの絵本とかを見てると、
そういうことに相通じるものを感じます。

新聞も、各家庭に届くってことで、ある意味、
自然に生活のなかに入り込んでくるものですよね。
そういう公共性のあるもののデザインって、
ぼくはとても大事だと思っているんですよ。
長野 うんうん。(深くうなずく)
―― 長野さんは、ユラールを描いたことで、
変わったことってありますか?
長野 今までの作品は、
色数をしぼった作品が多かったんですが、
カラフルなユラールの世界を描いたことで、
表現の幅が広がったと思います。

それから、
作品について感想をいただけたというのは、
ふだんそういうことはあんまりないから、
とてもうれしくて、励みになりました!

「ユラールの絵本を子供が気に入って、
 なぜか食事の時も持ってくる」
なんていうのは、もう、すごくうれしいですね。


長野さんを通じて、今後もユラールの世界が、
さらにひろがっていくといいなと思います。
いずれ、あなたがふと手にとった本や雑誌にも、
ユラールの世界が入りこんでいる、
なんていうことが、あるかもしれませんよ。

ひきつづき次回は、ユラールの予告編や
イメージモデルの写真を担当していただいた、
MIKA POSA(ミカ ポサ)さん篇をお送りします。
それでは、またすぐに!
お相手はハリーでした。

長 野 さ ん の ホ ー ム ペ ー ジ

ユラール以外の長野さんの作品も、
ご覧いただけます。
→こちらからどうぞ!


そ の ほ か の 最 近 の 長 野 さ ん の お 仕 事

『星のふるよる おはなしボンボン』
長崎 夏海(著)
長野 ともこ(絵)
出版:ポプラ社 2004/07出版
ISBN:4591081923
価格:¥945(税込)
→ご注文はこちらへ!
『ハーブティーバイブル』
ヴィクトリア ザック(著)
大橋 マキ(翻訳)
林 真一郎(監修)
出版:東京堂出版 2004/11出版
ISBN:4490205341
価格:¥2,520(税込)
→ご注文はこちらへ!
『佐藤さん』
片川 優子(著)
出版:講談社 2004/07出版
ISBN:406212467X
価格:¥1,365(税込)
→ご注文はこちらへ!

2005-02-21-MON

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