ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

「ほめ道」で取り上げるテーマが、
自分と関係のあるものだと、
なんだかうれしくなりませんか?
今回のテーマは、等しくみなさまに関係するものですよ。
誰しも必ずひとつずつ持っているもの。
それは?



第五十六回
名前をほめる。
〜Viva! Beautiful name〜

みなさーん、ほぼにちわ♪
「♪あなたのお名前なんてーの?」
トニー谷さん、好きですか?
わたしはCDだって持ってます♪
あんな昔にあの感性って
彼は天才じゃないの?
「レディースエンドジェントルマン!
 おとっさん、おっかさん!」

いきなり余談でした。

みなさん、「名前」で呼ばれてますか?
「下の名前」よ!
花子とか太郎とか

意外と呼ばれてなくない?

女性なら
「○○さんの奥さん」とか
「○○くんのお母さん」とか
ひどい場合、旦那からも
「ママ」とか「おかあさん」とか
「よお」とか「おい」とか。

男性なら
「○○さんのご主人」とか
「○○くんのお父さん」とか
奥さんからは
「パパ」とか「お父さん」とか
「ねえ」とか「ちょっと」とか。

本当に、残酷物語です。

よくドラマとかで
「わたしはあなたのお母さんじゃないの!」なんて
泣き崩れるシーンがありますが
まあ、そこまで大袈裟なことでも
ない気もしますが、いえ、これは意外と
大袈裟なことなのかもしれません。


せっかく、ステキな「名前」があるのに
最近誰かに呼ばれた?
もしかして、実家の親とか旦那の親とかだけじゃない?

自分の「名前」なんて何かの書類を書くときくらいしか
使ってないんじゃない?

これは大変なことです!!

このままいくと「名前」は「子供時代」だけのものに
なっちゃいますよ!

だから、「名前」で呼び合いましょう!

今の殺伐とした世の中をこれで救うことができるのです!

例えばちょっとした他人の悪口を言うときも
「山田がね」と言うより
「太郎がね」と言ったほうが、なんだか色っぽくない?

旦那とケンカするときだって
「パパにとってわたしはナンなの?」と詰め寄るよりも
「太郎にとってわたしはナンなの?」のほうが
なんだか、「愛してるよ、花子」的な
展開になりそうでしょ?

隣のご主人だって
「山田さんのご主人」って呼ぶより
絶対「太郎さん」って呼んであげたほうが
隣のご主人と仲良くなれるはずなのよ!
それに、隣の奥さんも「太郎さん」なんて
自分の旦那が呼ばれたら
ちょっとした危機感感じて
旦那を大事にするでしょ?
しない?
わたしはするわ。

だから、世の中の夫婦は外でも
「かみさんが」とか「旦那が」とか
恥ずかしそうにせずに
「花子が」とか「太郎が」と
堂々と名前で言ったほうがいいんだってば!

それだけで、「幸せ」な匂いがするでしょ?

政治家だってそうよ
「小泉」「小泉」ってお茶の間で言ってるけど
ちょっとそれってひどくない?

「純一郎さん」って呼んであげて!
そうすると、きっと「純一郎さん」だって
もっと、国民のために
一肌も二肌も脱いでくれるってものよ。

「人には自分のして欲しいことをする」
これこそが人を動かす極意。

ただ、残念ながら例外もありました
「鈴木宗男さん」

「むねむね」とかみんな呼んであげてたけど
思ったほどの成果はなかったようです。
でも、「むねむね」だって「むねむね」なりに
北海道のことだけは考えてたんだよね。
悪い人なんだろうけど
「むねむね」という呼び名はある意味
世に一石を投じたおじさんでした。

親が思いを込めて付けてくれた「名前」
もっと、大事に
もっと、いっぱい使いましょう!!

「名前」は会話の糸口にもなるでしょ?

「お名前の由来はなんですか?」とか
「昔、同じ名前の恋人がいたんです」とか

   ね!

今日から、早速町内からはじめましょう!
「回覧板」回してね!

「名前」を呼べば日本は変わる!
血を流さずに、改革ができるのよ。
国会で議題にするべきかしらん?
「純一郎さん」4649♪




今日も、子どもたちは、
小さな手を、広げて。
光と、そよ風と、友だちを呼んでる。
そんな歌を思わず口ずさみたくなりました。
たしかに、「名前」で呼ばれてる人って、
なんだかちょっとうらやましいんですよね。
さて、次回は何をほめてくださるのでしょう?

イラスト:さとうみどり

2004-11-23-TUE


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