ほめ道を往く。
「ほめられて伸びる派」のためのページ。

ポジティブに「ほめ道」を突き進んでいく
フランソワーズさんが、
ふと冷静になる瞬間があるそうです。
それは、自分を「現実」へと、
究極の「自然体」へと揺り戻してくれるそうです。
アッパーなだけでは単なる「お調子者」。
自分を見つめ直したいときに必要なものとは?



第三十五回
親戚をほめる。
〜冷静になれる、大切な存在〜

みなさん、いつもステキに過ごしていますか?

例えば「冬のソナタ」を観たりして
ヒロインになりきった自分で生きたりしていますか?
(これは、最近のわたしの生き方)

夜に書く手紙のように、自分に酔っていますか?

「おしゃれ」で「グルメ」で「知的」で
「一人旅」とかもできて
アンアンでいうところの「自然体」で
「プラス思考」の「いい女」のステキな生活。

女性には今、そんなライフスタイルが提案されています。

仕事でもスキルアップして
ダメな男を見極める女になって
オーラをだして、いい男といい関係を作る。
「自立」してて、時には「甘え上手」。

きっと、みなさんも、そんな「いい女」なんじゃないの?

ま、わたしも自称「いい女」なの!

そんな「いい女」が図らずも
「頭を冷やしてしまう」瞬間があります。
それは「親戚」との遭遇。

「親戚」とのお付き合い。

年に何度か、「結婚式」や「お葬式」
「年末年始」など、「親戚」が集うことってありますよね!

その時、感じない?

「あー、この人たちと親戚のわたしって‥‥」

リアルな現実がそこに。

これまで、「いい女」「オーラのある女」「知的な女」
「いい男といいお付き合い」なんて雑誌の受け売りで
「その気」になってた自分の素性がずらりとそこに集結。

「いい女」も「オーラ」も「知性」も「いい男」も
ましてや「プラス思考」なんて
みじんもないその空間。
そして流行りの「自然体」という域をはるかに越えた
本物の「自然体」がそこに。

その光景は衝撃的です。
「ああー、これが現実なのね!!」

「親戚」

その存在は真実を知らせてくれる
ありがたい、存在。

この「親戚」が放つ「衝撃」の正体は何だ?!
それは似てしまった「顔」!!

「親」というのも、かなり衝撃的な存在ですが
「とんびが鷹を産んだかも」と淡い期待を感じてるはず。

でも、「親戚」一同が集まればその圧倒的なあり方に
もう、逃げも隠れもできはしません!

どんなにがんばってあなたが「シャネル」で決めても
似た顔の「叔母ちゃん」がダイエーで買った
1980円のブラウス着てたら
それだけで、あなたの価値が下がるような。
それは、錯覚でもあり、真実でもあるのです!!

女性雑誌でおしゃれでかっこいいことを言ってる人だって
「親戚」みんなの前では、「しらけて」言えやしないはず!

例えば、どんなにステキな「アナスイ」でも
実際に着る人が「親戚」の人々だったら
はたして「アナスイ」も
あそこまでかわいい服を作ることができたのか?
きっと、無理でしょう。

だって、「親戚」に会う時って
ワンランク下のおしゃれを心掛けるもの! わたし。
だって、「どうせダメになるのなら!」って思うでしょ?
ギャップは小さいほど、傷つかずに済むの。
乙女心なんてそんなものよ!

でも、「だからこそ」
「親戚」よ、ありがとう!!

もしも、わたしが天涯孤独の身だったら
こんなに幸せにはなれなかったでしょう。

だって、ずっと「ヒロイン」のままで行っちゃいますから
「己」の真の姿を知らずに、とんでもない思い違いだって
しちゃうはずです。
きっと、今ごろは誰にも相手にされず
「裸の王様」状態で生きていたことでしょう。

「親戚」とは不思議です。

みんな、いつもはお互い関わりのない環境の中で
生きていて、きっと「シャネル」や
「アナスイ」だってちゃんと着こなすのに
集合した途端、この「ダメ」パワーを発揮するのです!!

ちょっとかっこいい、いとこのヒロシくんも
(この名前は絶滅の危機)
顔が似てる静岡のおじさんが横に居るだけで
ダメになるのよ!!

要するに「同じ系統の顔」の
レベル1からレベル5がカタログのようにあるのね。

これは、どうしようもないです。

わたしも結婚するまでは
「わたしって、特別かも!?」なんて
甘っちょろいことを考えていましたさ!

でも、結婚したら、「親戚付き合い」の多いのなんのって!
そのお陰で「あー、わたしって叔母ちゃんにそっくりだ」と
冷静になれました。

夫だって彼氏の時は「なんてステキな人なの?」なんて
思っていたのに、「親戚」のレベル1からレベル5まで
見た途端、「ああー、こういう系統の家なんだー」と
これまた、見事に冷静になったもの‥‥。

「親戚」は存在するだけで
全てを語るすごいやつらです!!

そして、忘れちゃいけない
自分もだれかにとっては
そんな「しらける親戚」でもあるのです。

みんな、世の中のペースに踊らされちゃあいけないよ!
ちょっと、最近調子に乗ってるなと感じたら
迷わず、「親戚」の元に!!

そこには、「本」や「映画」にない
本当に探していた「真実」があるはずです!!

まずはその真実を受け止め、先に進まなければなりません。
言ってみれば「関所」のようなものです。

早い段階でその「関所」を知っていたほうが
人生はうまくいくでしょう!

「親戚」と「はさみ」は使いよう。

さあ、さっそく、
「親戚」のおじさんに会いに行きましょう!
人生を決めるのはそれからだ!!

「血は水よりも濃い」
そういうことさ!

映画「ルーツ」のクンタキンテを忘れちゃいけないぜ!

「親戚」付き合いを大切にしてる人は繁栄しますよ!
だって「わかってる人」はうまくいくんだもん!
世の中、そういうものでしょ?

ちがうの? おじさま♪




たしかにたしかにたしかに。
目からウロコがポロポロと落ちました。
いわばメッセージは
「バック・トゥ・ザ・親戚!」
人はどこから来て、どこへ行くのか?
──そうです。
親戚から来て、親戚へ行くのです。
お盆やお正月の集まりには、
ぜひ顔を出しておくべきでしょう。
また来週。

イラスト:さとうみどり

2004-06-08-TUE


戻る