【読み方】

本所 = ほんじょ
咸臨丸 = かんりんまる


【生涯】

幕末に江戸本所で
旗本・勝小吉の息子として
生まれる。
幼名は麟太郎、本名は義邦。
維新後改名して、安芳。海舟は号。
妹は、佐久間象山の嫁。

若くして、直心影流の免許皆伝。
後、蘭学を学び、
長崎の海軍伝習所に入所。
1860年に咸臨丸の艦長として、
アメリカへ渡る。
咸臨丸には、
福沢諭吉や
ジョン万次郎も乗り込んでいた。
帰国後は、軍艦奉行となり、
神戸海軍操練所を開設、
門下には、坂本龍馬や
陸奥宗光などがいる。
戊申戦争時は、陸軍総裁。
親しかった
西郷隆盛との交渉により、
江戸城無血開城を実現。
維新後は、
海軍卿や枢密顧問などを歴任。
その他にも、
旧幕臣のために尽力し、
徳川慶喜の名誉挽回などにも奔走。

回想録に『氷川清話』がある。
その他にも、
『海舟座談』『海舟語録』など。

子母澤寛の著作に、
生涯をえがいた、
『勝海舟』『父子鷹』
『おとこ鷹』など。

本所の名物男だった、
父の勝小吉の回想録は、
『夢酔独言』
べらんめえな人生が楽しい。


【犬に噛まれる】

『夢酔独言』によれば、
勝海舟が
幼少時に犬に噛まれたのは、
「きゃんたま」であり、
父小吉が幼少時に放浪中に
崖からおちて
岩のかどにぶつけたのも、
「きゃんたま」である。


【歴代勝海舟】

松方弘樹は、
1974年の大河ドラマで、
降板した渡哲也の代わりに。
内藤剛志は、
『龍馬におまかせ!』で。
野田秀樹は、『新選組!』で。
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イラスト:小松紘子
問題文中のイラスト:トレース・ローズ
協力:大沢和宏
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