【読み方】

南蛮貿易 = なんばんぼうえき



【南蛮】

もともとは、中華思想において
南方の異民族について
侮蔑的にいうこと。
中世、近世の日本では、
東南アジアのことであるが、
これらを植民地化していた、
スペイン・ポルトガル のことも
「南蛮」と称するようになる。

【銀山】

日本では、石見銀山、
生野銀山が有名。
戦国時代は、山をめぐっての争いが
生じ、政権の運営資金とするために
政権の直轄領となることが
多かった。

ちなみに、銀山の副産物として、
ヒ素がとれることから、
これを殺鼠剤として使い、
「石見銀山」と呼ばれた。
丁髷小説、丁髷劇には、
この「石見銀山」による
毒殺事件が頻繁に起こる。


【南蛮(料理)】

トウガラシの
別名として用いことがある。
また、
ネギを指していることもある。
南蛮漬け、
カレー南蛮
鴨南蛮など。


【南蛮漬けの作り方】

鶏肉や、魚に片栗粉か小麦粉を
まぶして揚げた空揚げに、
ネギを刻んだものをまぜて、
甘酢につける。

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イラスト:小松紘子
問題文中のイラスト:トレース・ローズ
協力:大沢和宏
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