KAGUCHI
カナだから、の手紙

「かもめ」は、かなり期待してもいいみたい。

また、この役です。darlingです。
つまり、ぼくはカグチヒナコさんの代理です。
ずっと「ほぼ日」につきあってくれている方には、
もうおなじみかもしれませんが、
仕事が近づくと「ガルルガルルウ」状態に入るカグチさん
なので、いつもここの原稿もストップします。

しかし、そういう時にこそ、
おもしろいことはあるわけなんですね。
しかし、書く人がないと発表もできないので、
また、このスタイルで取材原稿を掲載いたします。


・こんどの舞台「かもめ」の稽古がはじまったわけですが、
どんな感じですか?


「毎日、稽古には行っているんだけど、
ほんとは、まだ私の出番じゃないのよ。
だから、ずうっと見てるだけで帰ってくるのよ」

・じゃ、「行かなくてもいい」ってわけにはいかないんだ?

だって、他の人の芝居見てないと。
それに、岩松さんが他の人に演出していくのを
見てないとね。
ほら、細かいじゃない。すごくちっちゃいところとかが。

・おもしろそう? 芝居。

おもしろいのよ。
ひょっとすると、いままでの岩松さんの最高傑作に、
なるんじゃないかなぁ。
もう、細かいところで、ちょこちょこと笑いもとってるし、
せりふとかも、いいのよ。
もともとチェーホフなんだけど、
岩松了の芝居なのよ、おもしろさが、ほんとおもしろい。

・そういうホメ方をするのって、めずらしくない?
だって、出演したテレビドラマとかでも、
気に入らないと「見なくていい」とか、
ひどいときには「見ちゃダメ」とか言う人間なのに・・・。


そうなんだけど、今度の「かもめ」は、すごくいいっ。
わかるのよ、その感じが。

・やりがいがある?
プレッシャーも高い?

プレッシャーは、いつも高いの。
でも、本(脚本)と演出があれだけいいと、
これからは、自分たちのちからだもんねー。
つ、つらい〜・・・。

・じゃ、やめれば(笑)。

これが、やめられないんだなぁ。
それに、他におもしろいもの、ないじゃない。

・まぁ、ね。
どういう稽古なの。めしとか、どうなってるの?


めしなんか食べないもん。
いまは1時開始だから、食事は済ませて来てるってことで、
すぐ稽古だもん。
だから、終わったときにはお腹がすくのよーーーーっ!!

・じゃ、ここまでにしておきましょう。
また、ゆとりができたら、取材するよ。
切符とかは、まだとれるのかなぁ?

開演が近づくととれなくなるけど、
いまだったらまだ大丈夫だと思う。
宣伝しておいてくださいませませ。
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・いまは何がたのしみ?

11月になること。
そしたら、もう終わってるんだもん。


・それ、書いてもいい?

だめだよ。
あ、ま、いいかー。
それまでがんばればいいんだもんね。



では、9月初旬のインタビューを終わります。
ごきげんよう。

1999-09-06-MON

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