KAGUCHI
カナだから、の手紙

佐々木千賀子さま  

おひさしぶりです。  

台湾から帰ってまいりました。

むこうもけっこう雨だったけれど、
成田に着いたらまた雨・・・。
日本も梅雨にはいっていたのですねー。
きゅうに寒くなったりのこのごろですが、
お元気ですか?

今回は、
「グッドハウスキーピング」という雑誌の取材で、
テーマが [台湾でお茶と茶器に合う旅]
ネッ。なんだかおんなゴコロを
そそるテーマでしょ!

町並み

私としては、とにかく本場でおいしい
中国茶が飲みたいなぁ。
なんて思っただけで
雑誌社から届いた資料もながし読み、
イトイがかってきてくれた本
「中国茶読本」見ても、
なんだかよさそうなとこだわー。
ぐらいのことしか思ってなかったのだけれど

ジャーン!でしたっ。
[中国茶]ハマリました!!!

最初のロケ地、台北市にある茶芸舘「禅園」で
飲んだお茶のおいしいこと!
その名は、[凍頂烏龍茶]
(知ってるひとには、トーゼンじゃん、
当たり前じゃんというくらい有名らしい。)

中国茶は、まずしっかり香りをたのしむ。
わざわざ、別の茶碗にお茶をうつしかえて
その残り香を、
クン、クンする。そうすると、
見た目からは想像できない
ふわーっといい香りがしてくるの。
その[凍頂烏龍茶]からは、ほのかに甘いミルクの香り。
で・・・・のむと今度はすっきりしたなかにも
「なにやらただゴトではないニュアンス」の
味がしてくるのです。

こうなったらもう、ほかの中国茶も、
試さずにはいられない!
[龍井茶][鉄観音][包種茶][高山茶]
[東方美人][プーアール茶]
などなど。

おじさん

みーんなおいしさが、ちゃーんとちがうのです。

あとで知ったら、
300種くらいあるのだそーです。 
ひぇー。

ここまできて、
なんだか長くなりそうなので、
それぞれの味や、かわいい茶芸店の話、
お茶問屋サンではたらくブルマーおじさん、
日本で、さっそくひらいた中国茶会の話、
「じつは、ちかくにいた!中国茶通」の話、
は、次回のメールで・・・・。

さいごに・・・・・・・・。
もちろん 佐々木さんへのおみやげ[凍頂烏龍茶]
(問屋さんのオススメ)
買ってまいりました。

凍頂ウーロン茶

佐々木さんはこの味を、どう表現してくださるのか
とっても楽しみ! 
おためしくださいませ。

今日読んだ本、 「中国茶 雑学ノート」
(ダイヤモンド社)は、
初心者にとって、すごくわかりやすくて
親切な本でした。
興味がおありでしたら、どーぞ。

それではまた・・・・・・・
バイバイ。

(その返信は、次回)

1998-06-22-MON

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