SAITO
もってけドロボー!
斉藤由多加の「頭のなか」。

「プロ仕様」のあさり

最近「スパゲッティー・ボンゴレ」づくりに凝ってます。
だから部屋に来客となると、ここぞとばかりに
「どこかであさり買ってきてくれ」ということになります。
実はここ3日間も、夕食はずっとボンゴレでした。
これまでこまかく気にとめるなんてことのなかった
「あさり」でしたが、すこしづつ目が肥えてきました。
ですから
「なるだけ大粒でいいあさりを頼む!」
となるわけですが、この「いいあさり」っていう定義が
なかなかむずかしい。
普段意識していない人にとって、
あさりのおおきさって、かなり思い出せないらしいんです。
実は、あさりのおおきさにはかなりの幅があります。
なんてことまで伝えると
シロウトはますます混乱するわけでして、
一番ひどい時には
「いいあさりがなかったんでハマグリ買ってきました」
なんて若者もいたほどです。

ところが今日来た友人は、
「斉藤さん、プロ用のものをかってきましたよ」
とまるで鬼の首でも取ったかのように
誇らしげに持ってきたのが写真のものです。



友人の言うとおり、このあさりのパッケージには誇らしげに
「プロ仕様」と書かれております。
中身はというと、しかし、ちょっぴり大粒である以外、
どうということのないあさりでした。
味も、スーパーのあさりと、とくに違いはない・・。

私たち素人はこの手の言葉に弱いもので、
「業務用」とこられるとまずそうに見えても、
「洋食シェフの」とか「レストランの」と書かれると、
ついおいしそうにみえてしまうもんです。
しかし、そもそも自然界の産物に
「プロ仕様」なんて考え方があるんでしょうか?
この「プロ仕様」という表記も、
実は「業務用」という言葉と同じ意味なのでしょうか?
なぞは深まるばかり・・。
もし読者の方の中に知っている方がいたらおしえてください。


シーマンに関する情報は こちら(www.seaman.tv)まで。

2002-02-08-FRI

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