SAITO
もってけドロボー!
斉藤由多加の「頭のなか」。

「ダニ」のいる物件

街の路上に出ている、不動産の物件情報のたて看板。
ここには「新築」とか、「眺望良好」とか、
いわゆる物件のウリ文句が書いてあるものです。
が、新宿をあるいていて通りかかった看板の物件に
「ダニ」
とかかれているものが(しかも看板のいちばん目立つ真中に)
あり、好奇心を抑えることができず、
戻って見入ってしまいました。
ある種のジョークなのかともおもい、
細かい文字までよく見ても、その真意がよくわからない。
「ダニがいるので、安いですよ」
という意味なのだろうか?
ダニ、というのは物件の一部なのだろうか?
薬で駆除できないんだっけ?
かといってとりわけ家賃が安いわけでもないし、
他の物件も隅々までみたのですが、
ほかはみなまともな物件ばかりです。



5分ほど看板の前でしばらく眺めていたのでずか、
結局ぜんぜん意味がわからない。
写真を撮ろう、と思い立ち、
(カメラをもっていなかったので)
ちかくのAUショップで5000円のPashaPaをかって撮ったのが
この写真です。(画質が悪くてごめんなさい)
慣れない携帯電話用カメラで写真をとっているうちに
6〜7分が経過し、ふと気づくと、僕につられたのか、
後ろで3、4名の通行人がおなじように
看板を眺めておりました。
「これってもしや、スーパーの目玉商品みたいに、
 通行人の大人の足を止めるためのひっかけ物件か!?」
とも思えてきたわけです。
この「ダニ」というこの二文字に気づいたら、
たしかに、誰でも足を止めてしまうし、
なんだとと思って看板の隅々まで目を通してしまう。
そしてこの物件と並んで掲示されている物件はどれも、
まともに見えてくる・・・。
それとも、物件情報としてはこういうことって、
よくあることなのでしょうか?
知っている方がいらしたら、是非教えてくださいませんか?

シーマンに関する情報は こちら(www.seaman.tv)まで。

2001-12-12-WED

BACK
戻る