写真を見つつ、高知取材の報告会が続いています。
	さあ、二泊三日の取材も最終日となりました。
	３日目には、たのしみにしていた‥‥
	日曜市に行ってきましたーー！
	高知の日曜市は有名ですよね。
	300年以上の歴史をもつ、土佐の日曜市。
	毎週、日曜日の朝に、 約500軒のお店が出るんですよ。
	まあ、日曜市はたのしいだろうけど、 きみたち、これ、 しょうがシロップと関係があるの？
	はい、だんだん関係が出てきますので、 いましばらく、 日曜市ショッピングにお付き合いください。
	まず目についたのは、イモの天ぷらでした！
	あ、イモ天！
	イトイさん、お好きですよね。
	うん。 天ぷらのなかでいちばんうまいのは、 イモなんじゃないかとさえ思ってる。
	それを食べながら歩くふたり。
	美女とイモ天。 すばらしいもので満ちていますね。
	いろんなお店があって、もうたのしくて！
	柚子のお店がわりと多かったですよね。
	文旦も多かったです。 買っちゃったよね！
	はい。あと、トマト！ このちいさなトマトは、 おどろきのおいしさでした。
	そう、びっくりしたー。
	新鮮なお野菜のお店も、もちろんたくさん。
	このお店では、しらすぼしを買いました。
	お餅も、おいしそーだから、つい。
	刃物の産地なのでこんなお店も。
	芋けんぴも、購入。
	そして、しょうがです。
	ひと山100円かぁ‥‥。 これが「産地」ということだよなぁ。
	とうぜん、たっぷり買い込みまして。
	ぶらぶら歩いて。
	そして‥‥。
	そしてそしてー！
	全長１．３kmほどもある日曜市の通りを 半分ほど進んだところで、 こんな、のぼりが見えてきました。
	しょうが湯。 ‥‥温泉ではないですね。
	はい（笑）、ちがいます。 しょうが汁のお湯わりを売るお店です。
	ずいぶん繁盛してます。
	お客さんがひっきりなしでしたよね。
	お忙しいなか、 お店のご主人に声をかけました。
	あ、この人は‥‥。
	そうなんです、 「吉平商店」の吉本茂さんと、 奥様の満智さんです。
	へえー、そうですか、 シロップをつくるだけじゃなくて、 ここでお店もやってるんですね。
	はい。 茂さんがおっしゃるには、 「ここが吉平商店の本店なんです」と。
	なるほどね。 毎週、日曜日にあらわれる本店。
	そう、基本的に毎週です。 日曜市は伝統のある市なので、 なかなか決まりも厳しくて、 お店を出すからには 勝手に休んではいけないんだそうです。
	奥さんが茶釜で沸かしたお湯をそそいで。
	ご主人がぐるぐるっと、それを混ぜて。
	湯気のなかではたらく夫婦。 いいねぇー。
	おまたせしましたー。
	これは、うまいだろう。
	おいしかったです。
	あなたはもう‥‥ どこまで美しくなれば気がすむんですか。
	あの（笑）、ですからやめてください（笑）。
	「吉平商店」は、 吉本茂さんのお父さんが ここで「イカ焼き」のお店をやったのが 始まりなんだそうです。
	それはまたうまそうなものを。
	お父様の代には、 イカ焼きのたれとして しょうがのシロップをつくっていたそうです。
	イカ焼きにも、しょうがは合うからね。
	茂さんもここでイカ焼きをやってたんですが、 知り合いにわけていたしょうがシロップが とても評判がよかったので、 ６年ほど前から販売するようになりました。
	そしたらそれが大ヒット。
	イカ焼きをつくる時間がなくなって、 今はこの、しょうが湯のお店になったそうです。
	いい顔をしてらっしゃいますねぇ。
	お忙しい「吉平商店」をあとにして、 われわれは日曜市での お買いものも終わりにしました。
	女性のきれいさもさることながら、 山下さんのお買いもの袋もすごいですね。
	なんだか気がついたらいろいろと‥‥。
	わたしもずいぶん買っちゃいました（笑）。
	まだまだお買いものをしたいところでしたが、 二泊三日の取材旅行、 この最終日にもう１カ所、 行くべき場所があったのです。
	いざ！
	え、まだどっか行くんだっけ。
（つづきます！）

2010-11-15-MON